
ウィッグをカットしたいけどどうやってすればいい?美容室に持って行く?セルフで切る?と悩んでいるおしゃれ女子の皆様に今日は「簡単に自分でカットをする方法」を伝授したいと思います!
美容室で自分の髪をカットするついでにお願いしたら別料金になりますよね。(良心的なお店も中にはありますが)
料金を高く払うなら、その分自分でお手入れ出来る道具を揃えて自分でカットすることをおススメしたいと思います!
セルフカットは失敗しやすい...とよく言われますが、準備する道具やコツを掴めばあなたも簡単にウィッグをカット出来るようになるので是非トライしてみましょう!
具体的なカットの方法
長めに残すことを心がける
本物の自分の前髪を切ったことありますか?
乾かしてみるとびっくりするくらい短くなった!!という経験は1度や2度あるのではないでしょうか。
髪は濡れているとペタッとまっすぐ伸びますが、癖が無くても乾くと根元が少し浮いて短めになります。
その感覚と同じく、ウィッグも切って乾かすと「あれ?」と短くなることがあります。
なりたい前髪より1㎝長めに設定して切ると失敗が無く、後で長ければ調整出来るので最初は長めに設定しましょう!
前髪も層ごとに切る
前髪を1度に挟めるだけ挟んで一気に切ろうとすると、短い部分と長い部分が出てきてガタガタになります。
これは地毛でもウィッグでも同じです!
真ん中はなりたい長さ、両サイドは真ん中よりも気持ち少し長めに切ることが仕上がった時、同じ長さになるコツです。
「それは何故?」
それは頭の形状がラウンドしているからです。
頭もおでこも平面なら一度にばっさりで同じ長さに揃いますが、頭は丸いですよね?まとめて切ってしまうと、サイドの部分と真ん中の部分に角度があるので
仕上がりは真っすぐになりません。
両サイドはクリップでまとめ、真ん中の毛をを切る。
その後、右・左と切って行くと綺麗に切れるので、3か所に分けて切って下さいね!
厚めの前髪を作る時は3か所に分けるプラス、真ん中を上下に分けてから順番に切るのが段差が出来なくていいでしょう。
下の毛を先になりたい長さに切る→上の毛を下ろして下と合わせる。
厚い前髪を一気に切ると厚みの段差が出来ます。
先程と同様、頭の丸みの角度があるからです! 仕上がったら前髪の上部が短くなるので段差が出来る事になるので注意ですよ~!
短く切るときはカットバサミで横に入れる
長さを切るときはハサミを横に入れますが、指であまり引っ張ったり伸ばしたりせずに、コームでとかし軽く人差し指と中指で挟んで髪を浮かさずきりましょう!ハサミを横に必ず垂直に入れることで真っすぐになります。
髪の毛の先端の量を調節する際はカットハサミを縦に入れる
人差し指と中指で前髪をはさみ、縦に1㎝ずつくらい入れて切ると毛先にランダムな軽さが出て軽くなります。
ここでのコツは軽めに入れる事です。
そして思っている長さよりもまずは長めに切ることが失敗しないです!
絶対にハサミを横にせず縦に入れてくださいね。
毛先の微調整はスキバサミを使う
長さができあがったら(思ってる長さより0.5~1㎝長め)
スキバサミを使って仕上げをしましょう。
最後のデザインを仕上げる感じです!
スキばさみも横にガサっと入れるのではなく、気持ち斜めに入れて山切りの様にカットして下さい。
全体の前髪をスキバサミで仕上げたら、前髪を一度揺らしてスキが足りないところをチェックして下さいね~!
ウィッグの前髪をカットするまでの手順
トップとサイドの毛をヘアクリップでよける
実はここが意外と肝心になってきます。
業界用語では髪の毛を部分的に分けることを「ブロッキング」と呼ばれていてこのブロッキングをちゃんとしておくと後にきっちりした前髪を作る事が出来ます。(何事も下準備が肝心になってきます)
手順を説明しますね!
- 前髪の厚みをどれくらいにするか決める。
- 前髪の真ん中頭頂部分から眉山目掛けて斜めに分け、サイドの髪をクリップでとめる。(もう片方も同じく)
- 鏡を見て前髪が三角形になっている事を確認
- 三角部分を頭頂部分から半分くらいの量をとり上にクリップでとめる(前髪を上下2つに分ける感じです)
- 下の残りの髪を下ろしてそこを最初の切る部分にする。
理想のスタイルを雑誌などでチェック
前髪命!と言葉がある程、全体のヘアースタイルは前髪で決まる!と言われていますよね~!
雑誌やネットで素敵な髪型のモデルさんを見つけたら是非チェックし、写真を撮っておく事をおススメします。
勢いだけで切ってしまった!ってよくあるパターンですが、切ったウィッグは伸びないので慎重に切りましょう!
好きなモデルさんの髪型などもチェックし、自分の持っている服装や雰囲気に合うのか?自分の化粧にこの前髪は合うのか?を想像してくださいね。
霧吹きで軽く濡らす
霧吹きで軽く濡らして切ると髪同志の摩擦が無くなりとても切りやすくなります。
静電気が起きない様にするためにも霧吹きで濡らして下さいね!
濡れていると、髪の軸となるラインが見えやすいのでおススメです!
これだけ!ウィッグカットに必要なもの5点
ハサミ
高価なプロ用のカットハサミをお持ちの方はそれを使うのもOKですが、高価な専門のハサミはウィッグの素材によって刃がかけてしまう恐れがあります。
自宅用のハサミでも十分使えますのでまずはそちらを利用した方が良いでしょう。
・まずは普通のハサミでOK
普通のハサミでOKなのですが、出来れば新品の物が綺麗な前髪を切ることが出来ます!
いつも使っている生活用のハサミは、刃が微量とも傷がついているので毛を挟んだ時に切れない所も出て、毛が逃げてしまいます。
(髪の毛がハサミに食い込んで切れない感じです)
刃が傷ついていると切れなく、押して切ろうとするのため、仕上がりはガタガタ中のガタガタに…。
切れない包丁で完熟トマトを切るとつぶれてしまいぐちゃっとなりますよね?そんな感覚だと思ってください!
少しでも真っすぐ綺麗に切りたいのであれば刃が欠けていない新品のハサミを使用することをおススメします!
・カットハサミとスキバサミ
今は必ず100均に行けば両方の種類が売っています。
長さを切るカットハサミとデザイン・毛量を調整するスキバサミがあると便利です!
ドラッグストアで売っている場合もあり、ビューラーなどメイク用品がある場所にあるか、介護用品の所に置いてある事もあります。
100均に比べたら少しお値段が高くなりますが、切れ味は良いですよ~!
スキバサミは100均にある物は刃の目が粗く、一度髪の毛をはさみ切ると毛がスカスカになります。
購入する場合はなるべく目のかみ合わせ部分の間隔があまりない物が失敗しないカットが出来ますよ~!
ウィッグ専用コーム
人工毛のファイバーをカットする時は、特にコームの先が金属の物が良いです。
乾燥していると静電気が起こるので、プラスチック製のコームで何回かとかすと静電気が起こり髪がふわふわ浮き上がるので切りにくくなります。
人毛のウィッグを切る時はプラスチックでも静電気は少ないですが、人工毛と同じくなるべく金属製がおススメですね~。
ただ切る時に少しだけ霧吹で湿らすと静電気は起こりにくいので、コームがプラスチックしかない場合は霧吹きで湿らせて下さい!
ヘアクリップ
ヘアクリップは美容師さん達が使っているようなタイプのダックカールピンと言う物をお持ちならそれで大丈夫ですが、きっと止め方のコツがわからないと髪の毛が落ちて来るので、貝の様なクリップ(まとめ髪の時に使う小型の物)でもあればとても使いやすいです!
ダックカールピンで留める場合は、髪の毛を一度ねじってあげてから止めてください。
クリップやダックカールピンをどうしてもお持ちでない時は細いヘアーゴムでブロック分けしてくくり代用できますのでご用意くださいね!
霧吹き
前髪を多く作りたい時などには霧吹きで湿らした方が切りやすくなるのでご用意ください。
ぱらぱら落ちてきて前髪がどんどん収集付かない事になる前に、霧吹きでさっと濡らしてとかせば、髪がまとめて切れますよ~!
カット以外でも、トリートメントを薄めて付ける事も出て来るので霧吹きは1つ購入してくださいね!
ウィッグスタンド
専用のスタンドがあれば正面から見て切れるので、雰囲気が想像できて切りやすくなりますね!
ウィッグを購入する時にあれば1つ購入しておくと良いと思います!
ただ、スタンドと自分が被った時のイメージがわかない時は、自分でウィッグをかぶって長さをリアルに調整しながら切って下さいね~!
その他に、髪を乾かしたりする時にウィッグをしまう時に使用するととっても便利です。
ネットで検索するとすぐに販売元が出て来ると思うのでGETして下さい!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これを機に自分で早くカットしてみたくなった人も多いのではないでしょうか?
自分の好みって自分が一番わかっているので、手順とコツを掴めばオリジナルの前髪を作る事が出来ます!
まったく難しい事なんてありません。
それでも不安があれば、一度思っている長さより1㎝~2㎝ほど長めに切って練習してみて下さい。
それが成功したら思っている長さにもう一度カットすればOK!自身が付いて不安にならずカット出来ますよ!
自分のウィッグを自分のオーダー通りにカットして是非素敵にイメチェンしてみて下さいね!