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ウィッグをヘアアイロンで失敗せずに巻く方法と耐熱と非耐熱の見分け方を現役美容師が解説!

ウィッグをヘアアイロンで失敗せずに巻く方法と耐熱と非耐熱の見分け方を現役美容師が解説!

ウィッグをヘアアイロンでまくコツは主に5つ。

  • 耐熱と非耐熱の2種類
  • カール種でアイロンの大きさを決める
  • アイロンの温度は100~150度の間で統一
  • 被ってアイロンする場合はやけどに注意
  • アイロンで簡単に色々なスタイルを作る事が出来る
  • 毛先カールは温度が冷める時にカールが固定する

それでは個別に説明していきますね。

ウィッグの「耐熱」と「非耐熱」の違いは?

ウィッグの「耐熱」と「非耐熱」の違いは?
プロが見て触れば大体どちらか判断できるのではないかと思われますが、最近のウィッグはとても精密に再現されているためパッと見た感じはプロでもわからないウィッグも開発されています。

正確に判断して正しいセットをする為、2つの違いについて詳しくご説明しますね!

耐熱ウィッグ

ある程度の熱には処理できるように表面に耐熱コーティングがされていて、ドライヤーアイロンで好きなようにデザイン出来るようになっています。

自分で色々アレンジしたい人には耐熱ウィッグがおススメです。

ウィッグが汚れても洗ってドライヤーで乾かせるのでとっても便利ですよ~!

また見た目も地毛に近いものが多いので不自然ではないのが魅力的です。
しかし非耐熱のウィッグよりお値段が高くなるのでそれを踏まえ購入してくださいね。

非耐熱ウィッグ

耐熱コーティングがされていないので熱を当てると髪が縮れて溶けてしまいます。
ビニールを燃やしてしまった時の様な感触やにおいがします!熱に弱いので洗った後はドライヤーを使う事が出来ず自然乾燥になる為少々時間のかかるお手入れになるでしょう。購入した時のデザインからイメチェンすることがあまりできないのが難点ですが、その分非耐熱ウィッグは沢山の色味デザインの種類があるので短期間で使うにはとっても便利です。コスプレをする時や、イベントで簡単に奇抜な髪型にも出来るのでお値段も耐熱に比べたらぐんと安い物が多いです!

耐熱ウィッグと非耐熱ウィッグ、どうやって見分ける?

では耐熱ウィッグ非耐熱ウィッグの見分け方をご説明しますね!

まず簡単に確認できるのは購入した時の取り扱い説明書に書かれていたり、ネット注文した場合には説明がネット上に載っているのでそこから耐熱非耐熱かを判断しましょう。

ウィッグの見た目から判断する場合
耐熱ウィッグ→比較的人毛に近い見た目をしていて、耐熱コーティングをしているので艶が少ない。
非耐熱ウィッグ化学繊維独特の艶や光沢がある。

ウィッグの手触りから判断する場合
耐熱ウィッグ少し乾燥しているかのような地毛に近い手触り
非耐熱ウィッグ髪の質感より細いビニール素材の様な質感でしっかりした手触り

https://twitter.com/minatoakilla/status/994934622864588800

それでもわからない時は…

ヘアーアイロンを使って確認することが出来ますよ~!

温度を低く設定し、髪を1本つまみアイロンに当ててみて下さい。

形状が変わらない、ビニールを燃やしたようなニオイがする、縮れて溶けて来るなどの反応が有るか無いかで確認してみましょう!

くるんと形が付いたのであればそれは耐熱ウィッグです。
溶けてしまいそうな感じは非耐熱ウィッグと判断してくださいね。

ヘアアイロンを使ってウィッグを巻く方法

ヘアアイロンで巻く場合はカール用のアイロンを使用しましょう!

ストレートアイロンでも巻くことは出来ますが、カール用の方が使いやすく上手く仕上がります。

巻き髪にしたい位置が決まったらまずはアイロンで毛を挟んでみましょう。

アイロンの挟むところを開けたまま毛を巻いていき、毛先まで行ったら閉じてください。
(アイロンにらせん状に毛が巻き付いていたらOK)

数秒アイロンの温度が浸透したら挟みながら毛先まで巻き込んで滑らしていきましょう。

ポイント髪を分厚く挟まず少量ずつ温度を均一に当てる方がよくカールが付きます。

アイロンのカールサイズはメーカーによっても変わりますが、7㎜・12㎜・18㎜・25㎜・32㎜・38㎜・52㎜ の種類が設定されている事が多いです。

※直径のサイズですが、巻いて外すと少しアイロンのサイズより大きく仕上がる事を覚えておいて下さいね!

ウィッグに最適なヘアアイロンの温度

ではウィッグには何度の温度でアイロンをすれば大丈夫?仕上がりはどうなる?と思いますよね!

ウィッグの説明書や購入店で確認するのが1番早いです。

「このウィッグは○度まで耐熱出来ます」と表記されています。

各メーカーによって耐熱温度が異なって来るので必ず確認してから使用してくださいね。

180度まで耐えれるウィッグもあれば100度以下の温度までしかないものがあります。

もし確認が出来ない場合は、耐熱ウィッグ平均温度の100度~150度位を目安にして巻いて下さいね!

心配な方は、低めの温度でゆっくりアイロンで試してみて下さい!
反対に高温にすると毛がくるくるっとしっかりカールがかかります。

ヘアアイロンを使用する前にウィッグのお手入れ

ヘアアイロンを使用する前は必ずお手入れはしておきましょう!

お手入れ方法
  • ブラッシングをして髪の流れを整える
  • 毛にホコリゴミが付いていないかを確認する(付いているのに熱を当てると焦げてしまったり、汚れが毛に固まって付着してしまう恐れがあります)
  • 前回付けたヘアースプレーなどが固まっていないか確認(固まって付いている場合はシャンプーをして乾かしてから使用するか、濡れたタオルでふき取り乾かしておきましょう)

せっかくウィッグを綺麗にセットするのに、仕上がりが汚くなってしまうので必ずアイロンの前にお手入れしてくださいね!

ウィッグの正しいお手入れ方法が書かれた記事があるので是非ご一緒に読んでみて下さい!

ウイッグのお手入れ方法!ブラッシングで長持ちさせる2つのポイントを美容師が伝授

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ヘアアイロンでウィッグを上手に巻く方法

-上手に仕上げるコツやポイント‐

ランダムなパーマ風にしたい時

髪の毛を統一に巻くのではなくランダム無造作カールの様に仕上げたい時は、アイロンに毛を巻き付ける際巻く方向を揃えず左右交互にブロックごと変えていきましょう!

そうすれば仕上がりは無造作カールに仕上がり、カジュアルスタイルに作れますよ~!

しっかりきつめのカールを付けたい時

個性的なしっかりめのパーマを表現したい時は、アイロンに毛を巻き付ける際、少し毛を引っ張りながらアイロンに巻き付けると毛に統一の力が加わりアイロンからの熱処理がしっかり伝わるので、外すとくるくるのカールが付きますよ~!

毛先の流れだけ付けたい時

大きめのカールアイロンを使い、この時は毛先からワンカール巻き付けてカールを付けましょう!
カールアイロンが無い場合はストレートアイロンでも代用可能ですよ~!

その場合はカールを入れたいところを挟み、手の角度を内側に入れてカーブを付けてくださいね。

根本にボリュームを付けたい時

ボリュームが欲しい所の毛を少し持ち上げ、根元から1㎝程上げたとこから毛を一回転巻き付け挟みます。

挟んだ一回転を外すと、根元が立ち上がっていると思いますのでそれを何個か作ってください。

仕上げはブラッシングでほぐしてくださいね~!

ウィッグを装着して巻いてみる

ウィッグを実際に装着してからアイロンするのも上手く仕上げる1つです。
装着してからデザインを作って行くと自分の仕上げたいイメージと合わせやすいですよね!

鏡を見ながら巻く事になりますが、アイロンを持つ手の角度方向が変わって来るので確認しながら巻いて下さいね!

右を巻くとき、左を巻くとき同じ手でアイロンを持つと、左右違うカールがかかるので、左右の髪に合わしてアイロンの持ち手も変えれば統一したカールが巻けるのがポイントとなります!

アイロンの持ち手を下にしながら巻き付ける事になるので顔まわりをアイロンする際はやけどに注意して巻いて下さい。

ヘアアイロンを均一の温度であてよう

ヘアアイロンをウィッグに使用する時は100度~150度あたりの温度で一定の時間を挟んでカールを付けるにして下さいね!

アイロンする場所によって温度変化があると、温度の低い所は緩めのカール高い所はくるくるよく当たってしまう事になります。

挟む力毛を巻く力の加減も統一にした方が仕上がりのバランスよくなるので是非注意してアイロンをして下さいね~!

特にウィッグは毛先に行けば行くほどシャギーが入っていたりするので毛がとても細くなっています。
そこに高温でアイロンを当てると、毛先がチリチリになってしまう事もあります。

なるべく温度設定は耐熱がどれくらいの温度までかの確認をちゃんとし、最高温度を超えない様に心がけてくださいね!

 

カールは巻いた状態をキープして手のひらで冷まそう

カールをアイロンで付けた後もっと綺麗にカールする方法があるのをご存知でしょうか?
もし知らない方は是非この少しの工程をプラスしただけでカールが長持ちし艶のある綺麗なウィッグになるのでご紹介しますね~!

  1. ウィッグをアイロンで巻く
  2. 巻いたまま5秒~10秒ストップ
  3. アイロンで挟んでいる所を開け、アイロンを抜く
  4. 毛がくるくるなっている状態を手のひらで輪っか状にキープする(熱いので気を付けて下さい)
  5. 温度が冷めてきたら毛を少し伸ばす

 

https://twitter.com/Sui_Dream_/status/1034197365907894273

これをすることによってとっても綺麗なカールが定着しますよ!
輪っかの状態で置いとけるのであれば、もっと定着し崩れにくくなるので紙コップなどにカールした毛を入れても良いですね!

是非お試しください!

まとめ

  • ウィッグには耐熱と非耐熱の種類に分けられている
  • ウィッグにどんなカールをしたいか決めたらアイロンの大きさを決める
  • ウィッグを巻くアイロンの温度は100~150度の間で統一する
  • ウィッグを被ってアイロンする場合はやけどに注意する
  • アイロンで簡単に色々なスタイルを作る事が出来る
  • 毛先などのカールは温度が冷める時にカールが固定する

私たち美容師がお客様に地毛を施術するのと耐熱ウィッグをセットするのは実はとてもよく似ているんですよ~!

毛に対する力加減や温度など異なりは少々ありますが、是非お店で出来る様なセットを皆様自身も作ってみて下さいね!

 

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