

シャンプーをしていて、泡立ちの悪さが気になったことはありませんか?
「最近のシャンプーは泡立ちが悪いなあ」
「あれ? でも前はそんなことなかったけど」
「シャンプーは変えてないし、もしかして原因はシャンプーじゃなくて自分…?」
この段階で気づけたらまだセーフ(^_^)
実は、特に理由はないのに急にシャンプーの泡立ちが悪くなるのは、薄毛の前兆と言えるんです。
今回は、シャンプーが泡立たない理由、薄毛の前兆と言われる理由について理容師目線で書いていきたいと思います。
シャンプーが泡立たないのは薄毛かも
髪を洗うときに使っているシャンプー。
毎日使っている身近なものだからこそ、髪に大きな影響を及ぼします。
そして「最近急にシャンプーが泡立たない」と感じたら薄毛の前兆かもしれません。
シャンプーの泡立ちが良くない状態で髪を洗い続けると、抜け毛が多くなったり、薄毛になってしまう傾向が見られます。
突然泡立ちが悪くなってしまったという時は「気のせいかな」と流してしまわずに、頭皮の状態を確認してみましょう。
シャンプーが泡立たない7つの原因・理由
シャンプーの泡立ちが悪くなる原因は、主に7つあります。
いつもと同じシャンプーを使っているのに、急に泡立ちの悪さを感じたときは、以下7つのポイントをチェックしてみましょう。
髪の毛がシャンプーで泡立たないのには、頭皮の汚れやシャンプーの使い方に原因や理由があるはずです。
チェックポイント7つ
1、たまたま手に取ったシャンプーの量が少なかった
(1)なら心配いりませんね。使うシャンプーの量を増やしてみましょう。
2、もともと泡立たないシャンプーを使っている
(2)の場合は、シャンプーの種類の問題です。
メーカーや商品によって、泡立ちにくいシャンプーがあります。
こういうときは、一度別のシャンプーを使ってみて、泡立ちがどうかを試してみましょう。
他のシャンプーでも泡立ちが悪い場合は対策をした方が良いですよ。
女性に人気のロクシタンシャンプーも、よく泡立ちが悪いと言われますが、予洗いや髪・手をしっかり濡らすことで泡が立ちやすくなります。
3、整髪料のつけすぎ
整髪料をつけすぎると当然シャンプーは泡立ちにくくなります。
シャンプー前の予洗いを3分~5分ほどしっかりして、髪に水分をタップリつけてからシャンプー剤をつけましょう。
そして
(4)の状態だった場合、対策が必要です。
皮脂の過剰分泌は、薄毛・抜け毛の進行に大きな影響を及ぼすからです。
4、頭皮の脂(皮脂)の分泌量が多すぎる
シャンプーの泡立ちが悪くなってしまう原因の一つに頭皮の脂があります。
頭皮の脂を残しすぎてもいけませんし、取りすぎても皮脂の過剰分泌につながります。
皮脂には、頭皮を紫外線から守ってくれるという大事な役割があるため、不足してはいけないものです。
けれども、過剰に分泌されると様々な頭皮トラブルを引き起こします。
この頭皮トラブルが、シャンプーの泡立ちが悪くなる原因になってしまい、その結果、抜け毛や薄毛に繋がっていくんです。
5、髪へのダメージが蓄積している
カラーやパーマなどによるダメージが原因のなる場合もあります。
髪の毛がダメージを受け細くなると、泡立ちが悪くなります。
カラーの頻度を控えたり、紫外線予防、トリートメントなど普段からケアすることで泡立ちやすい髪の毛になりやすいでしょう。
6、髪の毛が細くなってきている
髪の毛が細くなると、髪全体のボリュームがダウンし、シャンプーを泡立てる際の摩擦が減ってしまうので、泡立ちが悪くなったと感じることがあります。
自然に抜け落ちた髪の毛の根元が細いかどうかを観察し、以前よりも細くなっているようなら、髪の栄養補給や薄毛対策を考えた方が良いでしょう。
7、髪の毛が少なくなってきている
髪の量が少なくなってくると、シャンプーの泡立ちが悪くなることがあります。
髪が細くなってしまったときと同様、髪が少なくなることで、シャンプーの際の摩擦が減ってしまうことが原因ですよ。
急にシャンプーの泡立ちが悪くなってきたと感じたときは「抜け毛が急増していないか?」「髪の量が減っていないか」などをチェックしてみてください。
泡立ちが悪い状態で、髪を洗い続けると…?
ある日、急に泡立ちが悪いなぁと気づいても、シャンプーはしなければなりませんよね。
こういうとき特に注意して欲しいのが、洗っている間に髪同士が絡まってお互いを傷付けてしまうことです。
髪の毛の表面が傷付くと、キューティクルがはがれてしまって、髪の内部のタンパク質などが抜けていってしまいます。
髪の毛の90%以上は、ケラチン(タンパク質)という成分。
そのケラチンが少なくなると、髪の毛自体が細くなっていってしまうんです。
つまり、元気で健康な髪から遠ざかっていくわけですね。
そして最終的には、抜け毛や薄毛へと繋がっていってしまいます。
「じゃあ、使うシャンプーの量を多くすればいいの?」
と思いますよね。
ところが、皮脂が過剰に分泌している状態では、シャンプーの量を増やしても泡立ちは良くなりません。
逆に、シャワーした後の洗い残しなどが増えてしまって、毛穴を詰まらせてしまう原因に繋がってしまいます。抜け毛にも影響があるので注意しましょう。
シャンプーの量は少なすぎても多すぎても良くないので気をつけてくださいね。
【悩み別】シャンプーを泡立たせる3つの方法
シャンプーをしっかりと泡立てるために重要なポイントは3つ!
きちんとシャンプーを泡立てることで、髪や頭皮の汚れを落とすことができれば、頭皮環境もぐんぐん改善するので、育毛・薄毛対策としてもバッチリですよ。
合わせてシャンプー前に簡単にできるポイントも紹介!
毎日の洗髪に意識して取り入れるだけの手軽な方法なので、「抜け毛や薄毛でやばい」と感じた男性はぜひ試してみてくださいね。
シャンプーを泡立たせる方法3つ
(1)予洗いをしっかりする
予洗いもとても大切です。
予洗いをしっかりすれば、頭皮の皮脂や汚れは7~8割は落ちます。
予洗いすると時は、髪の表面だけ濡らすのではなく、頭皮までしっかり濡らして約3分ほどていねいにすすぎましょう。
髪が長い人は、髪の中に指を立てて空気を入れ、お湯を手のひらにためて、地肌をたっぷり濡らしましょう。予洗いのお湯の温度はややぬるめで37~38℃くらいがちょうど良いです。
(2)ダメージケアできるシャンプーに変えてみる
髪へのダメージが蓄積している…と感じている方は、傷んだ髪の補修・保湿に優れた、ダメージケアに特化したシャンプーに変えることをおすすめします。
カラーやパーマの頻度を控える、髪への紫外線対策にプラスして、傷んだ髪を労わるシャンプーを使ってみてくださいね。
(3)育毛シャンプーを取り入れてみる
髪が細くなってきたり、薄くなってきたと感じてる方は、髪の栄養補給や育毛促進に優れた育毛シャンプーを取り入れていきましょう。
育毛シャンプーは短期間で効果を感じることはありませんが、毎日の積み重ねで、頭皮環境や育毛環境が少しずつ改善していきます。
最近は市販でも良い成分を贅沢に配合したシャンプーがたくさん販売されていますよ。
いくつか気になる商品をピックアップして、お試しなどにチャレンジしてみるのも良いですね。
(おまけ1)シャンプー前のブラッシング
しっかりと泡立たせるには「頭皮や髪に付着した油分や汚れをきちんと落とす」ことが重要ポイント。
そのため、シャンプー前の丁寧なブラッシングも大切になってきます。
ブラッシングをしてあらかじめ汚れを落としておくことで、泡立ちがよくなりますし、髪が長い人はブラッシングで髪の絡まりもほぐれますよ。
また、泡立ちだけでなく指どおりもスムーズに。
ブラシは、豚毛や猪毛の「動物毛のブラシ」が髪や頭皮への密着力も高く、汚れを吸着しやすいのでオススメですよ。
(おまけ2)シャンプー前のオイルケア
特に夏場などの汗をかきやすい季節は、皮脂や汚れも毛穴に詰まりやすくなっているので、週に2~3回シャンプー前のオイルケアをするのが良いでしょう。薄毛や抜け毛に繋がりますので、男性は特に気にしておきたいところ。
皮脂は脂なので、オイルなどの油分をなじませることで汚れが浮き上がり、落ちやすくなります。
女性のメイクを落とす「クレンジングオイル」と同じ要領ですね。
シャンプーする前の乾いた頭皮に、頭皮用オイルや植物油を軽くなじませて5分ほどおきましょう。
蒸しタオル乗せたりをすることで頭皮の温度も上がり、皮脂や汚れが浮き上がりやすくなります。
夏に抜け毛の多い男性は予防をするためにも、シャンプー前のオイルケアを抜け毛対策としてあなた自身に合うかどうか試してみませんか?
薄毛・抜け毛を改善する方法は
薄毛対策:頭皮ケアを心がけましょう
シャンプーをすることで抜け毛を増やしたくない、かつ薄毛対策になるような方法はあるんでしょうか?
抜け毛や薄毛対策に重要なのは「頭皮環境」で、シーズンによって変化します。
健やかな髪が育つ頭皮環境に改善するには、たとえ「シャンプーが泡立ちにくい」と感じていても、むやみにシャンプーの量を増やすのではなく「できる限り泡立つように工夫する」ことが大切なんです。
まずはシャンプーをつける前に、たっぷりのお湯で髪の毛と頭皮をすすいでください。
これだけで、頭皮や髪に付着した汚れや、余分な皮脂をかなり洗い流すことができますよ。
しっかりすすぐことで過剰に分泌された皮脂が洗い流されて、シャンプーの泡立ちは良くなっていきます。
結果として、過剰な皮脂がなくなって頭皮トラブルが減り、かつ泡によって髪を守ることができて、抜け毛対策になるんです。
正しいシャンプーの仕方を動画で紹介していますので、しっかりやり方を覚えて男性の方は参考にしてみて下さいね。
頭皮ケアにおすすめのシャンプーは?
頭皮ケアのためには、頭皮や髪を保護してくれるシャンプーを使うのも大切です。
シャンプーは色々種類があるのですが「アミノ酸系のシャンプー」が一番のおすすめ。
アミノ酸系シャンプーは、頭皮への刺激などを抑えるために、市販されている他の商品に比べて洗浄力が弱いものが多いんです。
つまり、少し泡立ちが悪いな、と感じることが多いと思います。
けれども、これは洗浄力を敢えて弱くしてあるだけなので、頭皮トラブルで泡立ちが悪くなっているわけではありません。
薄毛の兆候というわけではないので、安心してくださいね。
ちなみに、アミノ酸系シャンプーの中には、洗浄力が高くて頭皮や髪の毛を育ててくれる育毛シャンプーというものもあります。
この育毛シャンプーの最大のメリットは、頭皮トラブルを改善していきながら、しっかりと髪の毛も育ててくれるということです。
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男性と女性で使った方が良いシャンプーは違う
先ほど「アミノ酸系シャンプーが良い」と書きましたが、実は男性と女性では使った方が良いシャンプーには少し違いがあります。
アミノ酸系シャンプーは成分が髪や頭皮に優しい半面、洗浄力が弱い傾向があり、比較的頭皮の脂が多い男性では、脂を取り切れない場合も…。
アミノ酸系シャンプーの特徴
- 成分が頭皮や髪に優しい
- 洗浄力が弱い商品が多い
- 髪や頭皮に吸着しやすい
肌に優しく洗浄力が弱めのアミノ酸系シャンプーは、乾燥肌や敏感肌が多い女性には特におすすめ。
しかし普段から「頭皮の脂が多い」と感じている男性には、洗い残しや脂残りを引き起こす可能性もあり、一概に良いとは言い切れないんです。
アミノ酸系シャンプーの特徴を見ていくと、男性と女性で使った方が良いシャンプーに少し違いがあることが見えてくるでしょう。
アミノ酸系シャンプーが絶対に良いとは言えない
僕も脂性なのでよく分かるのですが、しっかり泡立てて洗い、最後のすすぎをかなりきっちりしても、商品によってはアミノ酸系シャンプーで頭がかゆくなることがあります。
せっかく頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使っていても、頭がかゆくてかいてしまい、そこから傷・頭皮の荒れ・かぶれなどを引き起こしては、何のために良いシャンプーを使ってるのか分からないですよね。
もしもアミノ酸系シャンプーを使っていて「皮脂が取り切れていないなぁ~」と感じた場合は、アミノ酸系以外の洗浄力の強いシャンプーや、アミノ酸系シャンプーでも洗浄力のあるものを使った方が良いですよ。
シャンプーを選ぶときは単純に成分だけで選ぶのではなく、使用感を含めてあなたに合ったシャンプーを選ぶことが重要ポイント!
泡立つ、泡立たないというのもシャンプー選びの参考にする基準の1つになりますね。
そして泡立たない理由は何か?という所を考えるのも大事です。
自分に合うシャンプーを見つけて健康な髪と頭皮を守りましょう。
まとめ
今回は、「シャンプーの泡立ちと抜け毛の関係」について解説しました。
急にシャンプーの泡立ちが悪くなったというのは、薄毛が進行している人に見られる兆候です。
特に皮脂の過剰分泌は、頭皮トラブルを引き起こして、薄毛、抜け毛を進行させてしまいます。
正しいシャンプーを使い、正しい方法で頭を洗うことで、健康な頭皮と髪の毛を作っていくことができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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