縮毛矯正は天然パーマの救世主ともいうべき技術ですよね。
今まで悩んでいた強いクセとうねりが、すっと真っ直ぐになるのだから凄いことです。
スタイリングも一気に楽になりますね。
しかし、縮毛矯正を続けていると以下のように今度は別の悩みが生まれます。
「私はいつまで縮毛矯正を続けなければならないのだろうか…」
縮毛矯正は確かにクセとうねりを真っ直ぐに伸ばしてくれますが、決して安いものではありません。
それを継続的にかけ続けるのは金銭的にも時間的にも大きな負担となります。
今でこそ縮毛矯正を行っていても「本当は縮毛矯正をやめたい。」
「くせ毛を活かして素敵な髪型にすることはできないのだろうか?」と考えてしまうこともあるでしょう。
そこで今回の記事では、縮毛矯正を自然な形でやめるコツを紹介します。
縮毛矯正を中断すると真っ直ぐな髪の毛と本来の天然パーマが入り交じって不自然になりますが、工夫次第で自然に縮毛矯正から抜け出すことができます。
あなたもこの記事を読んで、これからは自然なクセを活かした髪型を作っていきましょう。
縮毛矯正をやめたい理由は?
はじめに縮毛矯正をやめたいと考える理由について確認していきましょう。
つまり縮毛矯正を続けることのデメリットでもありますね。
縮毛矯正を続けるデメリット
- お金と手間がかかる
- 髪の毛が痛む
- 何年も続けたストレートヘアに飽きた
- 自分のクセを活かしてみたい
- ショートヘアを試してみたい
この中でショートヘアについては縮毛矯正をしながらでもできるのではないかと考えるかもしれません。
しかし縮毛矯正した状態のショートヘアはすぐにクセとうねりが出てくるので、メンテナンスが大変なのです。
そのため縮毛矯正を続けている人の多くは重めのミディアム~ロングヘアーなのですね。
こうした理由が重なり、思い切って縮毛矯正をやめてしまいたいと考えるのです。
縮毛矯正をやめるための髪質は?
それでは縮毛矯正をやめるために必要な知識について解説していきましょう。
まずは縮毛矯正をやめたとして、クセやうねりを活かすことのできる髪質なのか?という点です。
天然パーマにも以下のように様々な種類があるため、すべてのパターンであなたの望むクセを活かした髪型が実現できるとは限らないのです。
- 波状毛:波打つようなウェーブ状の髪の毛、日本人に多い。湿気でボリュームが出る。
- 捻転毛:コイル状の捻じれを有する髪の毛。クセが非常に強い。
- 縮毛:パンチパーマに近しい強い縮れを有する髪の毛。最もクセの強いタイプ。
- 連珠毛:一見ストレートだが毛の表面に凹凸があるもの。
このように日本人に多い天然パーマは波状毛ですが、縮毛のようにクセが非常に強いタイプがスタイリングも難しくなります。
こうした髪質と髪型の関係については、素人が一概に判断できないため普段からカットと縮毛矯正をお願いしている美容師と相談してみてください。
縮毛矯正をやめるための期間は?
続いて縮毛矯正をやめるために必要な期間について確認していきましょう。
縮毛矯正を用いてストレートにした髪の毛は原則としてそのまま真っ直ぐであり続けます。
縮毛矯正は非常に効果の高い技術なのですね。
そのため縮毛矯正を中断すると、根本から本来のクセを持つ髪の毛が生えてきても毛先はストレートのままという状態が続きます。
つまり非常に不自然な髪の毛になってしまうのですね。
それこそ根本から縮毛矯正をかけていた場合、ショートヘアにするとしても縮毛矯正のかかった髪の毛を全て切ってしまうまでには数年が必要となるでしょう。
こうした理由もあり、なかなか縮毛矯正から抜け出すことのできない人が増えているのです。
ただし、こちらの問題については工夫で乗りきることができます。
縮毛矯正した髪の毛を切ることのできる長さまで伸ばす間の工夫について記事の最後に紹介していきますね。
縮毛矯正をやめてショートカットにしたい方が脱縮毛矯正を成功させる秘訣
縮毛矯正した髪の毛を伸ばすコツを紹介する前に、縮毛矯正ヘアからショートヘアへのチェンジを成功させる秘訣を紹介します。
ショートヘアに変えても結局クセが気に入らなければ、また縮毛矯正に戻らなければなりません。
そのためクセを活かしたショートヘアにするためには、天然パーマのカットに慣れた美容師を見つける必要があります。
まずはあなたのかかりつけの美容師にくせ毛を活かしたカットができるか尋ねてみましょう。
長い間、あなたの髪の毛をカットし縮毛矯正をかけてきた美容師であれば、あなたの髪の毛のクセも理解しているでしょう。
その上で、その美容師にクセを活かしたカットが難しいと感じたら、他の美容師を探していく必要があります。
いちいち美容師を変えるのは大変ですが、これもクセを活かした素敵な髪型を見つけるためです。
縮毛矯正をやめる最適なタイミングは?
このように縮毛矯正をかけずにショートヘアを楽しむ場合、あなたのクセを活かせる美容師を見つけることに時間がかかるおそれがあります。
そのため縮毛矯正をやめるタイミングは、なるべく早い方が良いでしょう。
現在、縮毛矯正がかかっているのであれば、そのまま新しく矯正せずにとりあえずは伸ばしていくことをおすすめします。
伸ばしている間の誤魔化し方
それでは最後に縮毛矯正をやめて髪の毛を伸ばしていく際のコツを紹介しましょう。
先ほども述べたとおり、縮毛矯正を中断すると根本にはクセがあるにもかかわらず、毛先はストレートになります。
この不自然さを回避して髪の毛を伸ばしていくことで、いずれは縮毛矯正のかかった髪の毛をすべて切り落とすことができ、あなたのクセを活かした髪の毛を楽しむ土台ができあがるのですね。
既縮毛矯正部分を全てカットするまで結ぶ
最も簡単な工夫は、縮毛矯正してある髪の毛を結ぶというものです。
そして本来のクセを持つ髪の毛が十分に伸びるまで続けます。
髪の毛が長ければ様々な結び方ができるはずなので、結び方を変えて毎日を楽しんでいきましょう。
くせ毛部分をストレートにアイロンで毎日アイロンする
髪の毛を常に結んでいるのがつらいという場合は、伸びてきたクセのある髪の毛のみをストレートアイロンで伸ばすという選択肢があります。
これですべての髪の毛に縮毛矯正をかけたような真っ直ぐな髪の毛を実現できますね。
ストレートアイロンで伸ばした髪の毛は洗うことでもとに戻るので、後は縮毛矯正をかけた髪の毛をカットできるまで続けるだけです。
もちろん毎日の手間にはなりますが、1年半~2年の辛抱と腹をくくってストレートアイロンを駆使していきましょう。
ストレート部分をカールアイロンで毎日巻く
ストレートアイロンを使う工夫と逆転の発想が、縮毛矯正のかかっている髪の毛をカールアイロンで巻くというものです。
こちらも毎日巻く手間こそ発生しますが、クセを活かしたスタイルの模索にもなるのでおすすめです。
クセを活かすスタイルを作るためには毎日のスタイリングが必要になるので、カールアイロンを使って技術を習得していきましょう。
パーマをかける
縮毛矯正をかけた髪の毛にパーマをかけてしまうのもおすすめです。
カールアイロンを毎日使わずにパーマスタイルを実現できるので楽になりますね。
パーマをかける際は、縮毛矯正済みであることを念のために美容師に伝えましょう。
その上であなたが実現したクセを活かしたスタイルに近いかたちのパーマをかけてもらうのです。
こちらも縮毛矯正をかけた髪の毛を切った後のスタイルのシミュレーションになります。
くせ毛を活かしてどんな髪型ができる?
ここまでも繰り返し紹介してきましたが、くせ毛を活かすためにはショートヘアがおすすめです。
それは以下の3つの理由によります。
縮毛矯正はロングと相性の良い技術なので、これからクセを活かしていくのであればやはりショートヘアがおすすめです。
あなたも美容師と相談しつつ、あなたのクセを最大限に活かすことのできるショートヘアを探してみてください。
これまでのあなたの印象を大きく変えることができますよ。
クセの強さによっては外国人の髪の毛を参考にするのも良いですね。
まとめ
今回は縮毛矯正をやめて、あなたの本来のクセを活かした髪型を作ることについて紹介しました。
縮毛矯正はたしかに天然パーマを真っ直ぐな髪の毛にしてくれますが、継続してかけなければならず、時間的コストと金銭的コストがかかります。
ですから思い切って縮毛矯正をやめて、本来のクセを活かした髪型を探す事をおすすめします!
ただし髪の毛が十分に伸びるまでは、毛先は縮毛矯正で真っ直ぐにした髪の毛、根本は天然パーマという状態になるので、以下の4つを用いて自然な髪型を作っていく必要があります。
4つのポイント
- 髪を結ぶ
- 天然パーマの部分をストレートアイロンで真っ直ぐにする
- 縮毛矯正をかけている部分をカールアイロンで巻く
- 縮毛矯正をかけている部分にパーマをかける
こうして1年半から2年がたつと、縮毛矯正をかけている部分を切り落として本来のクセを活かしたショートヘアが楽しめるようになります。
1年半から2年というと先が長いように思えますが、上記4つの方法で常に違った髪形を楽しめるので、あなたのクセを活かすスタイリングを身に着けるためのトライアル期間としましょう。
こうすることで、あなたも縮毛矯正から脱することができ、クセを活かした自然で素敵な髪型を手に入れられるのです。