「天パと人工のパーマって見分けることはできるの?」
「あの芸能人は天パなのか人工パーマなのか…見分けて髪型の参考にしたい」
天然パーマも人工的なパーマもどちらも、くるくると巻かれていたり、うねりがあったりと様々なバリエーションを持っていますね。
そしてパーマなのにオシャレに見える人とそうでない人がいます。
この違いはどこにあるのでしょうか?
それを解明する一つのポイントが「天然パーマなのか、人工パーマなのか」かもしれません。
そこで今回の記事では、天然パーマと人工パーマの見分け方を解説していきます。
2つを見分けることができるようになれば、芸能人を参考にしてあなたに合った髪形を見つけることができる可能性も高まりますよ。
また天然パーマと人工パーマそれぞれの特徴をつかむことで、あなたの髪の毛をコントロールしやすくなるはずです。
あなたもこの記事を読み、天然パーマと人工パーマを見分けるコツを習得してみてください。
くせ毛と天然パーマの違いって何?
天然パーマと人工パーマを見分ける前に、まずは天然パーマの種類について確認していきしょう。
生まれながらに髪の毛にクセがある場合、以下の2つの呼称が用いられます。
- くせ毛
- 天然パーマ
それでは、この2つには違いがあるのでしょうか?
結論から述べると、2つの明確な違いはありません。しかし、クセの度合いで以下のような使い分けがなされています。
- くせ毛:毛が一回転しない程度のクセの髪の毛に使われる
- 天然パーマ:毛が一回転するようなクセの強い髪の毛に使われる
このようにくせ毛と天然パーマを分けるのは、クセの強さであるのが一般的です。
ただし前述したとおり明確な定義はないため、感覚で使い分けされることが多くなっています。
天然パーマとくせ毛の種類
くせ毛と天然パーマの違いが大まかにわかったところで、続けてより細かな種類についてみていきます。
専門的な用語で解説しますが、様々な人の髪の毛を想像しながら読んでみてください。
天然パーマとくせ毛には以下の4種類があります。
- 波状毛:波打つようなウェーブ状の髪の毛、日本人に多い。湿気でボリュームが出る。
- 捻転毛:コイル状の捻じれを有する髪の毛でクセが非常に強い。
- 縮毛:パンチパーマに近しい強い縮れを有する髪の毛で最もクセの強いタイプ。
- 連珠毛:一見ストレートだが毛の表面に凹凸があるもの。非常に珍しいタイプです。
このように一口にくせ毛や天然パーマといっても、実際のクセの状態は細かく分けられているのですね。
日本人に多いのは、上述したとおり波状毛となります。
ほとんどの日本人のクセは緩やかなウェーブなのです。
種類は見分けられるの?
このようにくせ毛や天然パーマにも様々な種類があります。
それでは、種類を見分けることができるのでしょうか?
最も見分けにくいのは波状毛と捻転毛になります。なぜかというと、2つを分けるのはクセの強さである場合が多いためです。
強いていうならば、波状毛は平面上でウェーブがかかっているイメージで、捻転毛はコテで巻いたような捻じれがあります。
この点は程度によって非常に見分けにくくなります。
一応の目安としては、立体感のあるクセについては捻転毛と覚えておいてください。
捻転毛は立体感のある捻じれを持ちますが、この捻じれが強く一回転するほどになると縮毛になります。
また縮毛は、捻じれが細かい点にも特徴があります。
それこそパンチパーマのようなクセになるのですね。縮毛はスタイリングが非常に難しくなるので、注意が必要ですよ。
このようにして波状毛、捻転毛、縮毛を見分けることができます。
連珠毛は前述したとおり一見するとストレートな毛が凸凹でしているので、見分けやすいはずです。
連珠毛はストレートヘアのようにサラサラとして質感を持たないため、そこから見分けることができますね。
店でかけたパーマと天然パーマの大きな違いは?
それでは最後に天然パーマと人工パーマの違いを確認していきましょう。
ここでは水に濡れた場合と、ボリューム感による違いを解説します。
水に濡れた場合の違い
一見すると人工パーマのように見えても、スタイリングで部位別に天然パーマの度合いに差をつけているだけの場合もあるため、見分けるのは非常に難しくなっています。
それこそスタイリングが上手ければ上手いほど、天然パーマと人工パーマは見分けるのが難しいのです。
そのような中で見分けるヒントになる最大の違いは、水に濡れたときです。
天然パーマは水に濡れるとストレートになりますが、人工パーマは水に濡れるとパーマの度合いが強くなるのです。
これが天然パーマと人工パーマの最大の違いになります。
ボリューム感の違い
こうして水に濡らすと天然パーマと人工パーマを見分けることができます。
しかしヘアスタイルの参考にするために芸能人の髪の毛を水で濡らすわけにもいかないですよね。
その場合はパーマでどこまでボリュームが出ているかを確認するのがおすすめです。
美容室でパーマをかけたことのある人ならわかると思いますが、パーマをかける際はロッドやピンでひとまとまりの髪の毛を巻いてクセをつけていきます。
そのためひとまとまりの髪の毛に同じ形状のクセがつくのです。
それに対して、天然パーマの場合は髪の毛一本一本でクセの度合いが微妙に異なります。
こうした違いがあることから、人工パーマに比べて天然パーマはボリューム感が出やすいのです。
特に髪の毛が乾いている場合のボリューム感は、しばしば天然パーマの人を悩ませるほどです。
こうしたボリューム感からも天然パーマと人工パーマを見分けることができるため注目してみてください。
天然パーマと人工パーマのスタイリングの違い
こうした違いのある天然パーマと人工パーマについては、スタイリング時の方向性も変わってきます。
前述したとおり天然パーマはボリュームが出る傾向にあるため、スタイリング時はボリュームをおさえることが求められるのです。
一方で人工パーマはひとまとまりにつけられたクセを散らすようにボリュームを出す方向でスタイリングをする必要があります。
また人工パーマの場合はしっかりと濡らしてクセを強めてからスタイリングすると上手くまとまりやすくなりますね。
まとめ
今回は天然パーマと人工パーマの見分け方について解説しました。
そもそも天然パーマにも様々な種類がありますが、中でもクセの弱いものは「くせ毛」と呼ばれる場合も多くなります。
その中でパーマの種類を見極めるためには、クセの強さと捻じれ具合に注目してみてください。
また天然パーマと人工パーマについては、濡れたときに天然パーマは髪の毛が真っ直ぐになるのに対して、人工パーマは髪の毛のクセが強くなるという大きな違いがあります。
さらに天然パーマは人工パーマに比べて、ボリュームが出やすいという特徴を有しています。
こうした違いを知って、あなたも天然パーマと人工パーマを見分けてみてください。
そうすることで、あなたのヘアスタイリングの参考になる芸能人や写真が見つけやすくなるはずです。