
女性の薄毛を改善するときには、生活習慣全体を見直す必要があります。
とくに「食事」は重要です。
女性の体は年代によって体質もガラリと変わりますから、男性よりも栄養管理がたいへんです。
食事を適切なものに変えるだけでも、「失った髪を取り戻せた」という女性は少なくありません。
ただし、「髪が生えてくる魔法のレシピ」が存在するわけではなく、健康を増進させることで発毛器官を強くし、丈夫な髪を取り戻すと考えたほうがいいでしょう。
ここでは、忙しい生活の中でも続けられる「5分で作れる薄毛改善レシピ」を3つご紹介いたします。
薄毛改善に効果的な栄養素
薄毛の女性が増えていることはみなさんご存知かと思いますが、各年代によって「薄毛の原因」が異なります。
「ストレス」「ホルモンバランス」「加齢」など薄毛の原因は多種多様ですが、多くはその時期に必要な栄養素が不足することで発毛能力が損なわれています。
不足している栄養素を補えば、薄毛も自然と改善できます。
以下の栄養素は、薄毛改善に効果的な栄養素です。
大豆イソフラボン
「エストロゲン」は、女性の美容と健康になくてはならないものであり、「髪の成長と維持」という働きをしています。
何らかの理由でエストロゲンが減少すると、発毛能力と維持能力が低下して薄毛になってしまいます。
もっとも深刻にエストロゲンが不足するのは、「更年期」の女性です。
更年期は、エストロゲンを産生する”卵巣”が老化し、閉経することで完全に機能しなくなります。
更年期の女性に薄毛の症状が現れやすいのは、髪を成長させて維持する「エストロゲン」が分泌されなくなることが理由です。
「大豆イソフラボン」は、女性の美容と健康に大きく貢献してくれることがわかり、ここ数年非常に注目度を高めている栄養素です。
”イソフラボン”とは、大豆に含まれる特殊な栄養素で、体内に入ると代謝されて「女性ホルモン(エストロゲン)」にそっくりな生体活動をします。
更年期に入ってエストロゲンの分泌が減っていっても、イソフラボンがその代役として働いてくれれば、髪も健康に保てるというわけです。
中年期を過ぎて髪のボリュームが失われてきたら、「イソフラボン」を積極的に摂ることが大切なのは、以上のような理由があげられます。
ビタミンB6
最近では信じられないことに、若い女性に薄毛で悩む人が増えています。
その原因として考えられるのが”ダイエット”を始めとした「食生活の悪さ」です。
テレビ・女性週刊誌・ネット通販と女性のダイエット商品や情報は、今でも人気の高いジャンルです。
それだけ「痩せたい!」と切望する女性が多いということです。
そして、多くの女性が”誤ったダイエット方法”を実行してしまいます。
高カロリーの食品を避けなければ!と、”必要最低限の栄養”さえカットしてしまいます。
髪の成分は「ケラチン」というタンパク質の一種です。
この、タンパク質を食事で摂取しなければ、髪の原料を確保することはできません。
ダイエットによる食事制限の標的は、高カロリーな肉類・動物性脂肪の類です。
そしてこういった食品にふくまれる「ビタミンB6」が、髪の合成に必要不可欠な栄養素です。
ビタミンB6は、タンパク質を髪の原料にするときの”代謝のサポート”をします。
牛肉や豚肉を避けるのはかまいませんが、現代の日本人女性は「魚嫌い」となっているので、ビタミンB6を補う食品がまったく摂れなくなってしまいます。
また、ビタミンB6は、ビタミンB群をバランスよく摂取する必要があります。
ビタミンB群は「魚介類や卵・レバー・豆類」など、高カロリーなものに多くふくまれているので、食事制限の対象となりやすいです。
ビタミンE
「働く女性」が増えたことで、多くの女性が「ストレス」を抱えるようになりました。
女性の就労環境はけっして理想的ではなく、残業による過労や人間関係の悩みなどから、最悪の結果になってしまった事件報道もニュースで頻繁に目にします。
働く女性の不眠症や不安障害、うつ病も急増しているなか、「精神的抑圧」もまた薄毛の原因として深刻なものとなっています。
”ストレス”は、自律神経のバランスを崩してしまうので、「血流悪化」という薄毛の原因をつくります。
そしてさらに危険なのが、「活性酸素」という猛毒物質を体内で作り出してしまうことです。
活性酸素は、細胞を酸化(老化)させてしまう性質があり、毛根の発毛機能を大きく低下させてしまいます。
また、活性酸素の発生は、体内に毒素を作り上げることになります。
毒を打ち消すための「免疫細胞」が作動し続けることで、”攻撃力が強くなり過ぎる”と誤って自分の体の細胞を傷つけてしまうことがあります。
免疫機能が「毛乳頭」などの発毛組織を誤って攻撃すると、急激な抜け毛が起きてしまいます。
食事によって得られる栄養素の中には、ストレスやそれによって生まれる活性酸素に対抗できるものもあります。
それが「ビタミンE」です。
緑黄色野菜や魚卵に多く含まれるビタミンEには「抗酸化作用」という、ストレスによって発生する活性酸素を打ち消す能力があります。
また、血行促進や新陳代謝の活性化、女性ホルモンのバランスを整える能力までビタミンEは持っています。
ストレス性の薄毛に悩む女性なら、ビタミンEは必ず摂りたい栄養素の一つです。
かんたん!5分でできる薄毛改善発毛レシピ3選
女性の薄毛に不可欠な栄養素がわかったところで、実際の食生活に無理なく取り入れる工夫をしましょう。
あまり手の込んだものだと、習慣づけるのに苦労しますので、ここではかんたんに「5分」ほどで完成する薄毛改善レシピをいくつが挙げておきました。
『はちみつ・ソイ・ラテ』
イソフラボンの摂取には「豆乳」を使うことがもっとも手軽で効率の良い方法です。
『はちみつ・ソイ・ラテ』はドリンクですから、1日に数杯飲めて飽きが来ないのもメリットです。
〈材料・1人前〉
- 豆乳・・・200g
- インスタントコーヒー・・・適宜
- はちみつ・・・適宜
- お湯・・・適宜
〈作り方〉
- 豆乳200gを電子レンジか鍋で加熱します。
- インスタントコーヒーとはちみつを入れてかき混ぜる
- 豆乳が濃い場合にはお湯を入れて調整する
『まぐろ・ガーリックステーキ』
ビタミンB6の含有率がトップクラスで、低カロリーな「まぐろの赤身」と「にんにく」を使ったレシピです。
〈材料・2人分〉
- まぐろ赤身・・・2サク
- にんにく・・・2かけ
- 塩コショー・・・適宜
- オリーブオイル・・・適宜
- ポン酢・ステーキソース・ドレッシングなど
〈作り方〉
- まぐろ赤身に塩コショーする
- フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくをスライスして火にかける
- フライパンにまぐろ赤身を入れて好みの焼き加減で焼く
- お好みでポン酢・ステーキソース・ドレッシングをかけて完成
『かぼちゃのひまわり油ソテー』
カロリー脂質を抑えてビタミンEを効率よく摂れるのが「かぼちゃ」と食用油の「ひまわり油」です。
レシピと呼べないくらいかんたんな作り方で、摂取が難しいビタミンEの不足を補えます。
〈材料・2人分〉
- ひまわり油・・・大さじ2
- かぼちゃ・・・1/4個
- 塩・・・適宜
〈作り方〉
- かぼちゃを5mm~8mmに薄くカットする
- フライパンにひまわり油を入れて中火で加熱
- カットしたかぼちゃをフライパンに入れて加熱、何度か裏返す
- 塩を味を整えて完成
今回紹介した「薄毛に効果的な栄養素」は、現代の日本人が不足しがちなものです。
毛根の細胞分裂によって髪は作られて成長していきますので、食生活が大きく関係しているということをしっかりと認識することが大切です。
食事の改善が難しい場合には、「サプリメント」を利用するのも良い方法です。
まとめ
- 大豆イソフラボンは体内でエストロゲンに似た働きをするので髪の成長に必要
- ビタミンB6は髪の成分であるタンパク質の合成を助けるので髪の成長に必要
- ビタミンEはストレスから髪を守るために必要な栄養素
- 女性の薄毛改善には『はちみつ・ソイ・ラテ』が効果的
- 女性の薄毛改善には『まぐろ・ガーリックステーキ』が効果的
- 女性の薄毛改善には『かぼちゃひまわり油ソテー』が効果的
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