20代なのに、鏡を見ると生え際がハゲている…、シャンプーすると抜け毛がひどい…とお悩みではありませんか?このままハゲが進行したら全部毛がなくなってしまうのでは…と心配な方も多いかもしれません。
実は近年、10代〜30代の「若年性脱毛症」という症状が非常に増えているのです。いわゆる「若はげ」とも言われ、薄毛や抜け毛が深刻化するのが特徴です。
若年性脱毛症は4人に1人の割合で悩んでいると言われ、決して珍しい症状ではありません。そこで今回は、10代〜30代で若ハゲに悩む方に向けて、原因と特徴、予防法を徹底解説していきます。
結論から言えば、若ハゲは早めに対処することで、しっかり予防をすることができますよ。
ぜひ、今日から出来ることを取り入れていきましょう。
若はげになる原因

原因は?
「若年性脱毛症」」という症状は「若はげ」と言われており、10代から30代の抜け毛や薄毛の症状をいいます。
若くして抜け毛・薄毛が進行する原因は大きく分けて3つの理由が考えられます。
男性ホルモン、遺伝の影響(AGA)
若はげになる原因の90%は 、ズバリ「男性型脱毛症(AGA)」です。
AGAによる若ハゲの症状は、生え際や頭頂部によく見られる傾向にあります。
AGAは遺伝的要素があるため、家族に薄毛の人がいる場合はリスクが高くなるでしょう。
生え際が後退して、おでこが広くなった気がする方、つむじ付近が薄く感じる方は、AGAが原因と考えられます。
男性ホルモンの一種「DHT(ジヒドロテストステロン)」は「脱毛ホルモン」や「悪性男性ホルモン」とも呼ばれ、抜け毛を促進させます。
男らしさを形成する男性ホルモン「テストステロン」は、筋肉や骨などを強くする働きがあります。
体内にある「テストステロン」が5αリダクターゼという還元酵素と結びつくと、パワーアップして悪性男性ホルモン「DHT」が過剰に分泌されてしまうのです。
「DHT」が多く分泌されると、毛根にあるホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に受け取られます。
「DHT」は皮脂分泌を活発にし、髪の成長を妨げるため、毛がどんどん抜けて薄くなっていきます。
本来、髪の毛は一定の周期の間に毛が抜けて、また生えて成長する、という 「ヘアサイクル」を繰り返しています。
しかし、DHTが過剰分泌してしまうと、周期が乱れて髪の毛の成長期が短くなります。
髪の毛がしっかりと成長しないまま、抜けてしまうことが多くなり、細く弱くなるのが特徴です。
一般的に髪1本の1サイクルは2年〜6年ですが、AGAが発症すると、数ヶ月までに短くなります。
成長期が短くなると、細い髪や短い髪が多くなり、抜け毛が進行してハゲてしまうというわけです。
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ストレス
若はげの原因は、過度なストレスを受けることも大きく影響しています。
学校や会社、家庭でのストレス、プライベートの悩みなど、ストレスは誰にでもあります。
しかし、上手くストレスを発散せずに溜め込んでしまうと、ヘアサイクルが乱れてしまうので要注意。
過度なストレスが溜まると、交感神経を緊張させて血管が収縮し、自律神経が乱れてしまいます。
すると、血行不良が起こり、頭皮へ必要な栄養素が行き渡らなくなり若ハゲを招いてしまうのです。
ストレスの感じやすさは個人差があり、人によって異なりますが、上手く発散することで軽減することができます。
思いっきり笑ったり、好きな趣味に打ち込んだり、適度に体を動かすこともストレス解消になります。
生活習慣の悪化
若はげは、乱れた食生活や睡眠不足、運動不足といった生活習慣も大きく影響しています。
男性ホルモンは遺伝によるものが大きいと説明しましたが、ハゲが直接遺伝するのではなく、体質が似ているからです。
髪の毛に必要な栄養素は、毎日の食事からタンパク質やビタミン・ミネラルなどを摂取しています。
健康的な髪の毛を育てるためには、食べ物からしっかり栄養素を摂取する必要があります。
髪の毛の成長には、タンパク質、ビタミン・ミネラル、亜鉛は必須の栄養素です。
食事から十分な栄養素を摂取できないと、頭皮の皮脂が増加し、毛が弱くなり、抜け毛が増えます。
普段から外食やコンビニ弁当が多く、脂っこいものや食品添加物が多いものを摂取している方は要注意です。
食生活は野菜を多く摂取し、栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
自炊が難しい方は、栄養素が多い育毛サプリメントなどを利用すると便利です。
次に、慢性的な睡眠不足も生活習慣の乱れに繋がるので、注意しなければなりません。
睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されますので、毎日6〜7時間は睡眠時間を確保するようにしてください。
そして、喫煙は血管を収縮させる作用があり、血行不良による若はげの原因となるので控えたほうがいいでしょう。
アルコールの過剰摂取もアセトアルデヒドが発生し、若ハゲの原因となるDHTを増加させるのでNGです。
若はげの種類
ここからは、若はげの種類について見ていきましょう。
若はげにはハゲる部位によって、頭頂部、後頭部、M字ハゲ、U字ハゲなどが挙げられます。
呼び名は異なっても、すべて男性型脱毛症(AGA)という同じ症状です。
頭頂部、後頭部のハゲ
前頭部と頭頂部は男性ホルモンの影響を受けやすく
遺伝の要素が強いと言われています。
頭頂部が薄くなるのは、男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の作用による「男性型脱毛症(AGA)」が原因です。
「男性型脱毛症(AGA)」による薄毛は、ほとんどの場合、頭頂部と生え際にのみ起こるのが特徴です。
毛がだんだんと細く弱くなっていき、同時に抜け毛が進行していきます。
一方で後頭部の薄毛は、AGAよりも生活習慣の乱れが原因のケースが多いです。
食生活の乱れによる栄養不足、睡眠不足や運動不足による血行不良が原因です。
タンパク質は髪の毛の成長や生成に必要な栄養素、ビタミン・ミネラルは、タンパク質の生成をサポートする働きがあります。
これらの栄養素が不足していると、後頭部のハゲの原因となってしまうのです。
m字ハゲ

m字。
M字ハゲは男性型脱毛症(AGA)が原因で引き起こされます。
男性ホルモンによる影響が大きいため、遺伝的な要素が多いです。
DHTという男性ホルモンが生え際に増えて、髪の毛の成長を阻害して、皮脂分泌を増やして抜け毛が多くなります。
悪玉男性ホルモンDHTを抑えるには、5aリダクターゼを抑制する成分を配合した育毛サプリを摂取すると良いでしょう。
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u字ハゲ

進行型。
生え際がU字を描くU字ハゲは、中年男性に多く、男性型脱毛症AGAが原因で起こります。
AGAの初期の段階に対処せずに、進行してしまった最終形態ともいえる症状です。
頭頂部はうっすら数本生えていていますが、側頭部や後頭部しか毛が残りません。
U字ハゲになったら、バーコードヘアしかできなくなるので手遅れになる前に早めの対処が大切です。
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自分でできる若ハゲ対策
だんだんと若はげが進行してきたら、早めにこの流れを食い止めなければなりません。
ここからは、今からできる若ハゲ対策方法をご紹介しましょう。
育毛マッサージを行う
頭皮マッサージすると、毛母細胞の働きを活性化するため、毛細血管の血行が良くなります。
食べ物からの栄養の吸収率がアップして、健康的な髪の毛の成長を促します。
入浴中やテレビを見ながらでも良いので、育毛のために頭皮マッサージを始めましょう。
頭皮マッサージは、両手の指の腹を使ってぐーっとへ持ち上げるように上下に動かすだけです。
頭皮の表面をゆっくりと円を描くように、頭皮全体をマッサージします。
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薄毛予防になる食べ物
脱毛ホルモンと呼ばれる「DHT」を抑制する栄養素は「イソフラボン」と「亜鉛」です。
イソフラボンは納豆や豆腐、ごま、亜鉛は牡蠣、煮干し、するめ、チーズなどに多く含まれています。
そのほか、良質なタンパク質を摂取するためにお肉や魚、果物からビタミン類も積極的に摂取しましょう。
ハゲ対策には、油分・糖分・塩分・食品添加物の過剰摂取はよくありません。
例えば、スナック菓子、ファーストフード、揚げ物、ラーメンは控えるようにしてください。

ラーメン。
皮脂の分泌が活発になり、頭皮環境の悪化、髪の成長に悪影響を及ぼすので避けましょう。
若ハゲを改善するには、お酒の飲み過ぎやタバコも減らすように心がけましょう。
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育毛剤
若はげの対策には、男性型脱毛症(AGA)を引き起こすDHTを抑制することが最も効果的です。
男性用の育毛剤は医薬部外品のため、副作用の心配もなく、10代から30代の人も安心して使用できます。
男性型脱毛症(AGA)は放っておくと進行していきますので、自然に治る可能性はほとんどありません。
ハゲの初期段階から自分に合った育毛剤を見つけて、早めに対処するようにしましょう。
若はげになっても、産毛が生えていれば毛根は活動していますので改善の余地は十分にあります。
育毛剤を使って、頭皮に栄養を与えると残っている毛髪が強く太くなり、ハゲの進行を抑えてくれるのです。
育毛剤は医薬部外品ですから、最低3ヶ月以上は継続する必要があります。
育毛剤は、コスパもよく長く続けやすいものを選ぶようにしましょう。
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育毛シャンプー
市販のシャンプーは洗浄力が強く、頭皮に必要な皮脂を奪い取ってしまうため、余計に皮脂を過剰してしまいます。
刺激の少ないアミノ酸シャンプーや育毛シャンプーは適度に皮脂を残して洗浄することができます。
シャンプーする際は、お湯の温度は38~40度を目安にして、手のひらで泡立ててから乗せると低刺激です。
指の腹を使って揉みこむように洗い、泡が残らないようにしっかりすすぐようにしてください。
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ドライヤーの使い方

ドライヤー。
男性はドライヤーを使わずに自然乾燥する方も多いかと思います。
しかし、髪を濡れたまま放置すると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるのでNGです。
まずはタオルでしっかりドライした後、ドライヤーを頭皮から15~20cm離して使いましょう。
熱風で髪の毛の根元から乾かしたら、最後は冷風で全体を乾かせばOKです。
若ハゲを改善するためにも、しっかりドライヤーを使って抜け毛を防ぎましょう。
生活習慣を見直す

腹筋。
若はげの原因は、男性型脱毛症(AGA)が一番の原因ですが、そもそも生活習慣によるものが多いです。
日頃の生活習慣を見直すだけで、抜け毛が減って薄毛か改善するケースもあるので確認しておきましょう。
栄養バランスの良い食生活に切り替えても、タバコを吸うと血管を収縮させ血行を悪くしてしまいます。
髪の育成に必要な栄養素やビタミンが破壊されてしまうので、タバコは避けるようにしてください。
そして、若はげに悩んでいる方は、慢性的な睡眠不足の方が多く見受けられます。
抜け毛や薄毛を改善するためには、睡眠は時間と質にこだわることが大切です。
睡眠不足は最低でも6〜7時間を確保して、睡眠前はリラックスできるような工夫をしましょう。
寝る直前までスマホやパソコン画面を見ていると、ブルーライトの影響により、交感神経が活発化してリラックスできなくなります。
寝る前はゆっくりと湯船に使ったり、ハーブティーを飲んだりして、リラックスする時間に当てましょう。
眠れずに悩んでいる方は、日中適度に運動するように意識してみてください。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、すぐに始めることができ気分もリフレッシュします。
通勤・通学でバスを使わずに歩いたり、休日に散歩をするだけでも頭皮の環境改善に役立ちます。
有酸素運動は全身の血行が良くなり、頭皮へも必要な栄養素が届くようになるのです。
血液は髪の成長に必要な栄養を運ぶ重要な役割を果たしているので、若はげ対策に効果的です。
適度な運動はストレス発散にもなり、若はげだけでなく健康維持にも役立つので取り入れましょう。
あまり無理をすると、逆にストレスが溜まってしまいますので、適度に続けることが大切です。
まとめ
若はげは男性型脱毛症(AGA)が原因ですが、生活習慣による影響も大きいです。
若いうちは、仕事や環境の変化によって、ストレスが溜まりやすい環境にありますので要注意です。
日頃から、生活習慣が乱れていると感じている方は今からでもできることから改善していきましょう。