

京都で理容師をしているきしろです。
僕は「10年間で延べ6000人以上のお客様の髪」に触れています。
そして僕の経験上、個人差はありますが、天然パーマの方は薄毛になりやすいといえます。
その理由はこの記事にも書いていますが、「もし天然パーマやくせ毛で薄毛の徴候がある・・・」
こう悩まれている方はこの記事をぜひ、ご覧ください!
天然パーマ(くせ毛)はハゲやすいのか?天パとAGAの関係
薄毛や抜け毛を起こす原因は色々な原因がありますが、男性の薄毛のほとんどはAGA(男性型脱毛症)だと言われています。
そして、天然パーマとAGAが、関係あるともないとも言えませんが、冒頭にも話したとおり「経験の統計的」としては天然パーマは薄毛になりやすいと言わざるを得ません
ただ、それは数値で統計をとった訳ではなく感覚的にです。
なぜ統計ではなく感覚的になってしまうかというと
- 厳密にどこからどこまでが薄毛なのか?という線引きが難しい
- 年配の薄毛のお客さんが、元々どのぐらいの天然パーマだったか分からない
- 天然パーマといってもクリクリの人や毛先だけ軽いクセがある人など定義が難しい。
冒頭にも書きましたが、僕はここ20年間ほど、毎年延べ6000人以上のお客様の髪の毛を切っています。
その経験から言うと天然パーマでも髪の毛がフサフサの方もおられます。
ただ僕なりの検証結果で言うと

これも髪の毛が無い人は、天然パーマだったかどうかは検証できないのですが。
もう一度言いますが、70歳以上の天然パーマの人で髪の毛がフッサフサな人は、確実に直毛の人より少ないと感じます。
では直毛の人は髪の毛が薄くなりにくいの?
僕の感覚ですが天然パーマ(くせ毛)の人の方が髪の毛は薄くなりやすいという事を書きました。
では直毛なら薄くならないの?ハゲないのか?と言えばそんなことはありません。
薄毛になるならないは、遺伝やホルモン、髪の毛や頭皮ケア、生活習慣や食習慣なども大きく関係していますから一概にはいえないんですね。
20年以上の理容師経験からハゲを語ります
20年以上髪の毛を切り続けていると、今はフサフサでも「この人ハゲるなぁー」という未来がほぼ分かります。
8割以上の確率で当たるんじゃないでしょうか。
本当は自分の中でものすごく細かいセグメント(属性)があるんですが、専門的過ぎてなかなか伝わらないと思うのでここでは髪質を大きく4つのパターンに分けていきたいと思います。
ハゲる髪質ハゲない髪質を写真で解説!
まず髪の毛の質を4つに分けます。
上から順番にハゲにくい(髪の毛が残っている人が多い)という事になります。
これは当店の5000枚以上あるカルテの中から天然パーマ(昔はそうであっただろう人)を検証したものです。
70歳以上で髪の毛の残り具合をプロの理容師目線から見てセグメントしました。
ただ、先ほども書きましたが、どこからがハゲでどこまでがハゲていないかという基準が法律で決まっていないので、あくまで僕の目線です。
まず、僕の中でのハゲてるハゲてないの基準を見てもらいます。
まずこれはセーフというのからいきますね。

これはセーフ。
38歳男性 軽い天然パーマ。写真はブロー後なので分かりにくいですが、髪の毛の半分から先はウェーブがかかっています。
地肌は見えてるけど自分の中のハゲの定義には入らない。
じゃ次行きます。
あーこれ僕ですね。41歳です。
天然パーマまではいかないけど軽いクセ毛です。
このへんまでは地肌は見えていますがセーフにしといてください(笑)
ハゲてはないけどハゲ予備軍ですね

次いきまーす。

58歳 男性
年齢からいうと極端に少ないわけではないけど髪の毛がかなり細くなってきてますね。
確実にケアが必要なレベルです。
この方も地肌は見えていますが何とかギリギリセーフ笑
この辺がギリギリぐらいですかねー
次からはアウト(薄毛認定)です。

43歳男性
くせ毛度は結構きつめです。
この方アウトです。

地肌の見える範囲が広いので…
というふうに基準が難しいですが、数字で表すとハチより上の部分の地肌が3分の1以上見えていたらアウトという基準(だいたい)にしておきます。
以上は頭頂部からの薄毛です。
前からの薄毛の場合は前髪とおでこの境目が分からない場合はアウトにします
あなたはどれ?薄くなる髪質!薄くならない髪質!
ハゲる髪質ハゲない髪質
- 硬くて太い
- 細くて硬い
- 太くて柔らかい
- 細くて柔らかい
まず先に行っておくとこれは全員が全員当てはまるという事ではありません。
人によって個人差もありますし、髪の毛が硬くて太くて多い人でも20代で極端にハゲてくる場合もあります。
あくまで一般的に分けるとという事でご理解ください。
そして髪の毛が硬い、柔らかい、太い、細い以外に、もともとの量が多いのか?というところも考慮にいれたほうがいいですね。
ただややこしくなりすぎるので分かりやすい形にさせてもらいました。
・髪の毛が硬くて太い
髪の毛が硬くて太い人はこの4種の中では1番薄くなりにくい傾向にあります。
・硬くて細い
髪の毛が細くてかたい人も比較的薄くなりにくいと認識しています。
・柔らかくて太い
髪の毛が柔らくて太い、この種の方は人によって全然違うのでもっと細かいセグメントが必要ですねー。若ハゲになる人もいますし、90歳になってもフサフサの方もおられます。
・柔らかくて細い
髪の毛が柔らかくて細いひとは薄毛確率が非常に高いです。若いうちからのケアをおススメします。
もっと詳しくハゲ・薄毛の原因について知りたい方はこちらの記事もご覧ください!
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天然パーマであってもなくても髪の毛のケアは必要
では、天然パーマの人は必ずハゲるのか?
ということなんですが、天然パーマだから必ずハゲるということはないです。
ただ天然パーマだからハゲないという事でもありません。
人によって違うという事ですね。だから天然パーマであってもなくても髪の毛のケアというのは必要なんです。
ただ、天然パーマの人の中には、パーマがかかっていることをコンプレックスに感じて縮毛矯正しているケースも多いです。
定期的な縮毛矯正は、頭皮や毛髪に熱処理を加えるので確実にダメージを与えます。
そういう意味では髪の毛や頭皮に負担をかけるので薄毛になりやすいと言っても良いかも知れないですね。
パーマやカラー、縮毛矯正なども髪の毛や頭皮へのダメージを与えるので薄毛を促進しているようなものですから。

男性の薄毛AGA(男性型脱毛症は改善できる)
そして、現在では適切な処置をとることで多くの人がAGAを改善できると言われています。
実際にミノキシジルやプロペシアなどを服用して薄くなった髪の毛が生えてきたという方は本当に多くおられます。
天然パーマのあなたへAGA予防に必要な頭皮ケア
だから、パーマやカラー、縮毛矯正をしているのなら髪の毛や頭皮へのケアをしっかりとしたほうがいいということです。
もともとAGAなどで薄毛になりやすい体質の人が必要以上に髪の毛や頭皮に負担をかけたり、ケアをおろそかにすると薄毛の進行はより加速してしまいます。
AGA予防、薄毛予防のケア方法は?
ケア方法としては、シャンプーを市販のものからアミノ酸系のシャンプーに変えてみる、育毛剤を使用して頭皮をマッサージするなどが自分でできるケア方法です。
特に市販のシャンプーは、高級アルコール系の洗浄成分(界面活性剤)を使っていることが多いので髪の毛や頭皮への負担が大きくなります。
そういう理由から、髪の毛や頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーをオススメします。
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プロペシアやミノキシジルなどの薬で薄毛の進行を抑える
基本的に男性の薄毛に関しては男性ホルモンが大きく関係しています。
なので男性ホルモンを抑制する効果のある育毛剤やサプリメントなどを摂取することで薄毛の進行を遅らせることもできます。
特に、飲む育毛剤と呼ばれるプロペシアや、髪の毛を増やす薬と言えばミノキシジルタブレットがあります。
この2種類はそれぞれ今ある髪の毛を抜けないように予防する効果、髪の毛を生やす発毛剤として人気があり、効果実証済みでもあることからAGAの兆候があるなら早期治療をオススメします。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。