誰もが経験するヘアケアの代表といえば「お風呂上がりのタオルドライ」
みなさんはお風呂上がりに、濡れた髪の毛をしっかりタオルドライしていますか?
面倒くささから、ついつい濡れたまま放置したりそのまま寝ちゃったり、はたまた自然乾燥でいいや…という方もいるのではないでしょうか。
実は正しくタオルドライをすることは、大切な髪の毛をダメージから守れるだけでなく、頭皮のトラブルも改善されるのです。
またタオルドライには、抜け毛対策にも効果がある髪の毛の乾かし方も!
水分を拭き取ることがタオルドライの大きな役割ですが「なぜ髪や頭皮にとってタオルドライが重要なのか」「正しいタオルドライの方法」「タオルドライ後の育毛剤を塗布するタイミング」など、曖昧になりがちなタオルドライに関するアレコレを今日は書いていきたいと思います。
育毛剤とドライヤーはどっちが先?
薄毛や抜け毛の改善を期待できる育毛剤は、できる限りベストなタイミングで塗布したいものですよね。
育毛剤つける正しいタイミングは、タオルドライをしてドライヤーをかけ、頭皮に軽く水気が残っている状態でつけるのがベスト。
ポイント
- 頭を洗う
- タオルドライでよく水分をとる
- ドライヤーで乾かす
- 育毛剤塗布
ただし頭皮が湿りすぎていても育毛剤が薄まってしまう原因になってしまうので、サラッと乾かし「少し湿っているかな?」という程度で育毛剤を塗布しましょう。
逆に乾かし過ぎると、頭皮が乾燥して毛穴が閉じてしまい育毛剤が浸透しにくくなる原因に!
髪の毛に育毛剤を塗布するタイミングは「湿り過ぎず乾かし過ぎず」が、重要なポイントですよ。
髪の毛を守る為のタオルドライ
疲れているとついやりがちな「濡れた髪の毛」「そのまま自然乾燥」「髪の毛が濡れたまま寝ちゃう」という何気ない行為は、実は頭皮や髪の毛にとってとても良くないこと!
シャンプーあとの濡れた状態は、濡れたままの髪で蒸れてしまい、頭皮にいる常在菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
菌が増殖してしまうとおのずと頭皮環境は乱れ、健やかな頭皮環境を維持することが難しくなってくる原因に。
髪の毛が濡れたままの状況を放置すればするほど、嫌なニオイやベタつき・フケを引き起こす引き金になりますよ。
状況がどんどん悪化していくと、頭皮の水虫と言われている「しらくも」が発生してしまうこともあります。
濡れた髪は傷みや薄毛の原因にも
髪の毛の美しさを語るときによく出てくる「キューティクル」という言葉、みなさん一度は耳にしたことがありますよね。
実は濡れている髪の毛は、表面のキューティクルが開いた状態。
せっかく丁寧にトリートメントでケアしても、髪のキューティクルが開いている状態では成分が外に出てしまい頑張ったケアは台無しになってしまいます。
さらに表面のキューティクルが開いている髪の毛は、ちょっとした髪への刺激や摩擦のダメージでも傷つきやすい状態に。
理想の髪の毛を叶えたいのなら、濡れている髪の毛はできるだけ早く乾かすことが重要ですよ。
また濡れた髪を乾かさずに寝てしまうと、寝返りや摩擦で髪が絡み、切れ毛や薄毛の原因にも繋がってしまいます。
小さな「面倒くさい…」がどんどん積み重なってしまうと、健康な髪はどんどん減少してしまって薄毛への大きな一歩にも!
タオルドライをして髪の含む水分量を減らしてからドライヤーをすれば、時間短縮ができて熱による髪へのダメージも減らすことができます。
正しいタオルドライの習得して実行することは、健やかな髪を育み、髪が傷む大きな要因を避けることができる重要なポイントなのです。
タオルドライの方法と順番
みなさんはタオルドライのとき、どんな風に水分を拭き取っているでしょうか?
体と拭くときと同じように力を入れてゴシゴシと拭く方をよく見かけますが、これは髪の毛や頭皮にとってあまり良いタオルドライではありません。
力を入れてゴシゴシと拭いてしまう行為は、髪の毛同士で摩擦を起こし髪の毛が傷ついてしまう原因に!
髪の毛や頭皮の健康維持を促してくれる、正しいタオルドライ方法・順番は次の通りですよ。
ポイント
- タオルドライする前に、濡れた髪の毛の水分をよく取る
- タオルを使って、頭皮をマッサージするように乾かす
- タオルを使って、髪の毛の水分をとっていく
それでは順を追って、正しいタオルドライのポイントを詳しく見ていきましょう。
タオルなしで水分を良くとる
正しいタオルドライをする前に、濡れた髪の毛の水分をよく取っておくことはとても重要です。
ポイント
- 短髪なら…頭を軽く振る
- 長髪なら…手で軽く髪の毛の水を絞る
お風呂からあがる前に、できる限りの水分を搾り取っておきましょう。
タオルドライ前に髪の毛の水分量を減らしておくことで、無駄なタオルドライを防いで摩擦による髪へのダメージを軽減することができます。
タオルで頭皮をマッサージするように乾かす
タオルドライは髪の毛の水分を拭き取ることだけでなく、頭皮を乾かすことも大切です。
タオルを広げて頭皮に当てたら、タオルの上から優しく指の腹を使って頭皮の水分を拭き取っていきましょう。
頭皮を手揉みマッサージをする感覚で、タオルを使って水分を取っていくとベスト!
このとき間違っても擦ってしまうのではなく「タオルに頭皮の水分を染み込ませるイメージ」で行ってくださいね。
頭皮を擦ったり、力を入れすぎないように注意して行いましょう。
タオルで髪の毛の水分をとる
最後にタオルを使って、髪の毛の水分を拭き取っていきますよ。
短髪の方は頭皮の水分をとる段階で髪の水分もある程度拭き取ることができますが、髪の長い方はそれだけでは不十分です。
長髪の方はタオルで髪の毛を包み込むようなイメージで、タオルの中にある髪の毛を両手で挟んで水分を吸い取るようにしましょう。
特に毛先は水分が残りやすいので、しっかりタオルに吸収させるようにしてくださいね。
頭皮から乾かし、上から下に向かって徐々に髪の毛の水分をとっていく感じです。
たったこれだけですが、お風呂上がりに比べて髪の毛が含んだ水分が驚くほど少なくなっていることを実感できますよ。
タオルドライをするとき「どのくらいまで乾かしたらいいのか」という声をよく聞きますが、水滴が垂れないくらいまで水分を取ることができればバッチリです。
タオルドライをしっかりしてからドライヤーをかける
ドライヤーで長時間熱を与えるという行為は、ダメージへ繋がり髪にとってあまり良いことではありません。
塗れた髪を乾かすときは、正しいタオルドライでしっかり水分を取ってからドライヤーを使いましょう。
タオルドライでしっかりと水分を拭き取ることで、ドライヤーの時間を短縮し、髪へのダメージを軽減することができます。
できるだけドライヤーを当てる時間が短くなるようにしっかりとタオルドライし、髪の毛や頭皮を労わってあげましょう。
髪の毛を拭くのはどんなタオルがいいの?
髪の毛や頭皮に優しいタオルドライには、使用するタオルの素材もポイントの一つです。
タオルドライにおすすめのタオル素材は「マイクロファイバー」や「綿100パーセント」のタオルなど、吸湿性と速乾性の優れたものがおススメですよ。
また、吸水性の高いタオルを使用するとさらに効率良く髪の毛や頭皮の水分を拭き取ることができます。
逆に目の粗いタオルは、髪の毛同士の摩擦が強くなってしまうので髪のためにも避けるのがベター。
また、体を拭いたタオルは水分を含んでいて吸水率が悪くなっているため、髪や頭皮を拭く時は別のタオルで拭いてあげるといいですよ。
しっかりと丁寧にタオルドライをしたあとは、ドライヤーを使って優しく髪の毛を乾かしましょうね。
ドライヤーの熱によるヘアダメージ心配な場合、タオルを髪の毛に当てた状態で、上からドライヤーをしても十分乾かす効果がありますよ。
タオルドライの後の育毛剤とドライヤーはどっちが先?のまとめ
いつものタオルドライ、されどタオルドライ!
適当にやりがちなタオルドライですが、正しい方法でタオルドライをすることは髪や頭皮に様々なメリットを生み出します。
特に乾かすのが大変な長髪の方は面倒くさいぶん、髪の手触りや頭皮環境・艶などに変化を実感しやすいでしょう。
いつも何気なくやっているタオルドライに少しの工夫と意識を持つことで、頭皮と髪の毛を守ることができます。
みなさんもぜひ正しいタオルドライを実践して、ワンランクアップした髪の毛や頭皮を手に入れてくださいね。
正しい抜け毛・薄毛対策には育毛剤も効果的ですよ。
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