「タバコって本当に禿げるの?禿げるなら、きちんとした理由を知りたい!」
「タバコで禿げる理由が明確ならやめられるかも…」
このように考えている方が多いですね。
タバコが髪の毛に悪いとはよく耳にしますが、タバコを吸うと『どのようなメカニズムで薄毛に悪影響なのか?』については、あまり知られていません。
しかし、本記事で紹介する正しい知識を得ることで、それがタバコの量を減らすモチベーションにつながる可能性もありますね。
今回はタバコで禿げる理由を詳しく解説していきます。
さらにタバコをやめられない人の為の対処法4つと更に効果的な方法についても紹介!
タバコによる頭皮や髪の毛への悪影響を不安に思っている方は、この記事をきっかけにタバコを減らしていきましょう。
タバコを吸うとはげる5つの理由
ここまで説明したとおり、ニコチンと一酸化炭素は髪の毛に悪影響を与えます。
そして、いずれも血行を悪くする点で新しい髪の毛を増やすのを阻害します。
一酸化炭素自体は血管を収縮させる作用こそ持ちませんが、ヘモグロビンと結合してしまうので実質的に血行が悪くなるのですね。
ここでは具体的にタバコを吸うと、はげる理由を下記のように5つ取り上げていきます。
- ニコチンが頭皮の血流を悪くさせる
- 一酸化炭素によって頭皮へ酸素が届かなくなる
- タバコがビタミンCを消費する
- 悪玉コレステロールが増える
- タバコで活性酸素が発生
それぞれ順番に解説していきますね。
①ニコチンが頭皮の血流を悪くさせる
ニコチンは髪の毛との関係において無視できないリスクを有しています。
なぜならニコチンが血管を収縮させ、血流を悪くさせてしまう可能性を持っているためです。
私たちの頭皮には無数の毛細血管があり、それを通って栄養素と酸素が頭皮に送られています。
そして頭皮には毛母細胞という新しい髪の毛を作る働きを持つ細胞があり、そこに十分な栄養素と酸素が届くことで新しい髪の毛が生えてくるのです。
つまりニコチンで毛細血管が収縮すると、それだけ髪の毛を生やす毛母細胞の働きが鈍るというわけですね。
②一酸化炭素によって頭皮へ酸素が届かなくなる
タバコの煙に含有される一酸化炭素もニコチンと同様に新しい髪の毛を生やす機能に悪影響を与えます。
私たちの血液の中に含まれるヘモグロビンは酸素と結合し、体の各部位に酸素を届ける働きをしていますね。
しかし一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合する力が強いので、タバコを吸うことで、ヘモグロビンが酸素を運べなくなるのです。
またこうした一酸化炭素は副流煙により多く含まれています。
つまりタバコを吸っていなくても副流煙を吸う環境にいる場合、やはり髪の毛の発育に悪影響が起こるのです。
③タバコがビタミンCを消費する
タバコにはニコチンだけでなくタールが含まれています。
このタールは単一の物質を示す言葉ではなく、タバコに含まれる4,000種類以上の有害物質の総称です。
つまり喫煙するということは、4,000種類以上の有害物質を体に取り込むことなのですね。
そして体に取り込まれた有害物質は当然、体の働きによって排出されますが、その際にビタミンCが消費されます。
ビタミンCは頭皮や血管をサポートする働きを持ちます。
つまり喫煙することでビタミンCが不足すると、本来の働きを損なうので毛母細胞の活動に悪影響を及ぼすのです。
④悪玉コレステロールが増える
喫煙をすると、体内で悪玉コレステロールが増えます。
そして体内では、この悪玉コレステロールを減らすためにメチオニンという必須アミノ酸が消費されます。
このメチオニンは髪の毛の主たる成分であるケラチンを生成する際に必要な物質なのです。
つまり喫煙で悪玉コレステロールが発生すると、髪の毛の元となるケラチンが作られにくくなるのですね。
これもタバコが髪の毛に悪影響を及ぼす理由の一つです。
⑤タバコで活性酸素が発生
タバコを吸うと体の中に活性酸素が発生します。
活性酸素は周囲の細胞を攻撃してしまう特徴があります。つまり喫煙によって頭皮に活性酸素が発生すると、それだけ毛母細胞の働きが阻害されるのです。
このような活性酸素は肌の老化にもつながります。
活性酸素自体は普通に生活していても一定量は発生するのですが、喫煙はそれを爆発的に増やすのですね。
タバコによる『はげ』が起こる原因として5つ解説していきましたが、このようにタバコは様々な側面から頭皮と髪の毛に悪い影響を与え、結果として禿げを進行させるのです。
どうしてもタバコがやめられない人の為の対処法4選
ここまでタバコの様々な悪影響を解説していきましたが、禁煙したいと思いましたか?
タバコは髪の毛に悪いし禁煙した方が良いとは頭でわかっていても、それだけで禁煙を成功させるのが難しいのも事実ですよね。
なぜならニコチンに依存している状態であるからです。
そこで、記事の最後では完全な禁煙は難しいとしても、少しでも髪の毛への影響を少なくするための対処法を4つ紹介します。
まずは以下のものから開始し、最終的には完全な禁煙を目指してみてください。
- 対処法1:本数を減らす
- 対処法2:煙草を吸えない環境作り
- 対処法3:ビタミンを補充
- 対処法4:育毛剤や育毛シャンプーを使う
順番に解説していきます。
対処法1:本数を減らす
対処法の1つ目はタバコの本数を減らすこと。1日1箱を吸っていた人は、1日10本にしてみましょう。それが難しい場合は1日15本でも構いません。
そうするだけで、体に取り込まれる有害物質の量は確実に減ります。
またニコチンの効果で血管が収縮している時間も短くなるでしょう。現在の状態からいきなり禁煙することは難しくとも、段階を踏んで減らしていくこと禁煙の第一歩目になるかもしれません。
対処法2:煙草を吸えない環境作り
タバコを少しずつ減らすためには、吸うことのできない環境を作ることも重要です。
それこそ飲み会に出席する頻度を減らすだけでも、タバコの本数は減るでしょう。
また自宅にあるライターや灰皿を処分してしまい、自宅では吸わないと決めるのもおすすめです。
帰り道にタバコの自販機があるならば、そこを避ける日を作るのも良いですね。
このように、目に入ることであなたにタバコを吸わせたくなるものと距離を置くのです。小さな努力ですが、大きな成果を実現できますよ。
対処法3:ビタミンを補充
タバコによる悪影響を間接的に減らすためには、ビタミンをしっかりと補充することが大切です。
先ほど説明したとおりタバコ1本で25mgのビタミンCが消費されるので、それを補うために1日あたり200mgの摂取を目指したいところです。
夕食を手作りして、ビタミンを多く含む食べ物を積極的に摂取していきましょう。
またビタミン剤を適量飲んでいくのもおすすです。
タバコを完全にやめることはできずとも、その影響をなるべく小さくすることはできます。
こうした小さな積み重ねが、あなたの頭皮と髪の毛を守るのです。
対処法4:育毛シャンプーや育毛剤を使う
育毛シャンプーや育毛剤を使うことも抜け毛予防に効果があると言われています。
頭皮の血液循環を良くしたり、髪の毛を作る毛母細胞を刺激することが非常の有効な手段になりえますので、おすすめですね。
以下の記事ではおすすめの育毛シャンプーや育毛剤を紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
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まとめ
今回はタバコで禿げる理由を徹底的に解説しました。
やはり禁煙するのがハゲを進行させないためにベストな方法です。
しかし、現在の状態からタバコの本数を完全にゼロにするのは決して簡単ではありません。
そこで、タバコの本数を減らすことから始め、タバコを吸いたいと思う気持ちに繋がる場所や物から距離をとっていきましょう。
毎日の中の小さなポイントから変えていき、いつまでも豊かな髪の毛を守っていきましょう。
また、抜け毛予防についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もおすすめです。
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