寒い季節になると特に発生しやすくなる静電気
バチバチっと突然体に痛みが走り、不愉快極まりないですよね(笑)
そんな不愉快な静電気ですが、実は静電気は体への影響だけでなく、髪の毛や頭皮にもダメージを与えてしまうんですよ。
今日は「髪の毛と静電気の関係」や、抜け毛や薄毛など髪や頭皮にダメージを与えてしまう「静電気をなくしていく方法」を書いていきますね。
静電気と髪の毛の関係
せっかく時間をかけて綺麗にスタイリングしたのに、アホ毛がフワフワ・髪が顔にまとわりついてイライラしてしまう静電気。
地球上に存在しているすべての物質は電気を帯びており、この状態を「帯電」と言います。
電気は「プラス・マイナス」で構成されているのですが、この「プラス・マイナス」の安定した関係が日常生活の中でこすれ合い、電気バランスが乱れたときに発生するのが「静電気」です。
静電気は安定した電気バランスを取り戻そうとして放電し、いわゆる「小さな雷」を発生させている状態ですよ。
ブラッシングや衣類と擦れて髪の毛が静電気を帯びるのは、安定していた電気バランスが乱れ、小さな雷が何度も起きている状態なのです。
髪の毛の静電気の原因は乾燥
髪の毛もそうですが、何か物に触った時にビリビリとしてしまう静電気。
その最大の原因は「乾燥」です。
静電気は通常、水分を通じて空気中に放電されるのですが、空気が乾燥しやすい冬は、水分を通すほどの湿気がなく空気中に静電気が発生。
「空気が乾燥している=静電気が発生している」ということは、髪の毛や頭皮が「常にダメージを受けやすい状態」というサインなのです。
静電気が起きる乾燥状態では髪表面のキューティクルがはがれやすくなったり、帯電した髪や頭皮にチリや埃を寄せ付けて汚れの原因に。
汚れた状態が長く続いてしまうと、頭皮にばい菌が付着してしまい、痒みや炎症など頭皮トラブルの原因にも繋がってしまいます。
そんな小さな髪や頭皮トラブルが積み重なることで、ダメージヘアがさらに進行したり、抜け毛や薄毛という大きなトラブルの原因を起こす引き金となってしまいます。
では寒い時期に起こりやすい静電気を、どうやって予防していけばいいんでしょうか?
ポイント
- 乾燥状態を減らしていく
- 静電気が起こりにくいような状態にする
静電気を起こさないようにするには、この2点を心掛けることが大事ですよ。
静電気を減らして髪や頭皮へのダメージを最小限に抑えていくことが、乾燥しやすい季節に抜け毛や薄毛を予防する大切なポイントになります。
静電気予防で髪の毛や頭皮のダメージを減らす方法七つ
髪や頭皮の乾燥状態を減らし、常に静電気が起こりにくい状態を作るには、どのようなことに気を付けていけばよいのでしょうか?
ポイント
- シャンプーを変える
- トリートメントをする
- 椿油を使ってみる
- 髪の毛の乾かし方を変えてみる
- ブラシを変えてみる
- 部屋が乾燥しないようにする
- 食事の改善
乾燥を防ぎ静電気が起こりにくい状態は、毎日の生活の中で上記7つのことを心掛けることで作り上げることができます。
それでは一つひとつのポイントを細かく掘り下げていきましょう。
1.髪の毛に良いシャンプーを使って静電気を防ごう!
まず意識したいのは毎日使用するシャンプーです。
スッキリと洗い上げるシャンプーは気持ちがいいものですが、洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていると、頭皮の皮脂を落とし過ぎる原因に。
適度な皮脂があることで頭皮の水分を逃さない作用があるので、皮脂を取りすぎる洗浄力の強いシャンプーは乾燥を引き起こし静電気の発生を促してしまいますよ。
乾燥し静電気が発生しやすい季節は、洗浄力があまり強くなく、頭皮や髪の毛に優しいシャンプーを使うことをおススメします。
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2.髪の毛にトリートメントを使って静電気を防ぐ!
髪のまとまりやツヤを引き出してくれるトリートメントは、髪をコーティングすることで水分を逃さない働きをしてくれます。
乾燥しやすい季節は、保湿重視のトリートメントに変えてみるのもいいですね。
髪の毛の水分をしっかりと守り乾燥しないようにすることで、髪の毛や頭皮にダメージを与える静電気を起こりにくくすることができますよ。
3.髪の毛に椿油を使うことで静電気を防ぐ!
酸化されにくいオレイン酸を多く含む植物性油脂「椿油」は、髪の毛や頭皮を保湿してくれる効果がある優秀なアイテムです。
髪や頭皮がしっかりと保湿がされている状態を保つことができれば、おのずと静電気が起こりにくい環境に。
髪や頭皮に乾燥を感じたり、ブラッシング時などに静電気を感じたときは、軽く椿油をつけてあげるといいですよ。
また椿油は「髪の毛の汚れを落としやすくする効果」も!
乾燥しやすい季節はもちろん、使用量を調整しながら毎日の頭皮ケアに使ってみるのもおススメです。
4.髪の毛の乾かし方を変えると静電気を防げる!?
髪の毛を乾燥しないようにするには、髪の毛に含んでいる水分を「ドライヤーの熱によってできるだけ逃がさないようにする」ことも重要です。
長時間ドライヤーを使うと、ドライヤーの熱で髪の毛が乾きすぎたり髪内部の水分が少なくなってしまう原因に。
ポイント
- 少し腕を上げ高めの位置から髪全体に風をあてる
- 手で髪をばらつかせ、風を行き渡りやすくする
お風呂上がりはしっかりとタオルドライで水分を吸った後、ドライヤーをあてる時間を出来る限り短くして髪や頭皮の乾燥を予防しましょう。
5.髪の毛のためにブラシを変えて静電気を抑えよう
ブラシやクシなどは、それ自体が電気をためやすくなっています。
特に静電気が起こりやすいのは、プラスチックやポリエステルで作られているブラシやクシ。
たっぷり帯電してしまったブラシやクシを乾燥した髪へ使用すると、どうしても静電気が起こりやすい状態になりますよ。
そんな時は電気をため込みにくい「木などのブラシ」に変えるだけでも、静電気予防効果があります。
最近はヘアケアコーナーに「静電気を抑えるブラシ」というのも売られていますので、ブラッシングの時に静電気を感じやすい方は積極的に使ってみるといいでしょう。
6.髪の毛のために部屋が乾燥しないようにして静電気を防ごう!
静電気が起こりやすい時期というのは「空気が乾燥している時期」
空気が乾燥することによって、水分が早く蒸発してしまうことが髪の毛や頭皮の乾燥にも繋がります。
静電気が起きやすい環境の目安は「湿度40%以下」の環境です。
ポイント
- 部屋に加湿器を置く
- 洗濯物や濡れたバスタオルなどを部屋に干す
- 水を入れたコップを部屋に置いておく
特に空気が乾燥しやすい冬場は、常に部屋の加湿を意識することで乾燥を防止し、静電気の発生を抑えることができますよ。
7.髪の毛に良い食事に変えて静電気を防ごう!
昨今は食生活の西洋化が進み、肉類や卵など酸性食品の摂取が増えがち。
現代人の身体(体液)はどうしても酸性に傾きやすくなっています。
しかし身体が酸性に傾くと肩こりやイライラ・便秘や肌荒れなど不快な症状を引き起こすきっかけに。
また、酸性に傾いた身体は乾燥しやすい原因の一つでもあります。
静電気が起こりやすい人は、身体が酸性になりがち。
しかし毎日の食事にアルカリ性の食品を積極的に取り入れ、身体を弱アルカリ性へ導いてあげることで、不快な静電気を予防することができますよ。
ポイント
- 野菜
- 果物
- 海藻など・・・
酸性の強い牛肉を100g摂取した場合、この酸性を中和するには「キュウリなら900g・梅干しなら5g」なんて言う話も。
身体が弱アルカリ性になっていると、自分自身でマイナスイオンを作り出すことができるので、静電気が起こりにくい身体になっていきますよ。
ミネラルの多い食事を摂取することで身体を弱アルカリ性に促してあげて、静電気が発生しにくい身体を作りましょう。
髪の毛と静電気の関係・まとめ
冬という季節はどうしても空気が乾燥しやすくなるので、髪の毛や頭皮に静電気が起こりやすくなってしまいます。
髪の静電気を予防して減らしていくのには
ポイント
- 乾燥しないようにする
- 静電気が起こりにくい状態を作る
この2点がとても重要です。
できる限り静電気が起きないよう上記二点を日々の生活で心掛け、静電気による髪の毛や頭皮トラブルを予防して、抜け毛や薄毛に繋がる原因を防いでいきましょう。
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