「最近、髪の毛が細くなっている気がする…」
「禁煙の効果で髪が太くなる?それとも髪が増えるの?」
こんな悩みや疑問を持っている方へ!
髪の毛は年齢と共に細くなっていきますが、タバコを吸う人の場合は喫煙の影響で髪の毛が細くなっている場合もあります。
つまり、今のあなたの髪の細さが年齢によるものなのかタバコによるものなのかは、簡単に見分けることはできないのです。
では、禁煙することで髪は太くなるのでしょうか?
ここがはっきりすると、禁煙のモチベーションも高まりますよね。
そこで今回の記事では、禁煙することで髪の毛が太くなるのかという点について解説していきます。
この記事を読み禁煙の効果を正しく理解しましょう。
そうすることで、禁煙のモチベーションが高まり、健康な髪の毛を将来にわたって守ることができるはずです。
「喫煙=髪が細くなる」のが分かる幾つかのこと
ここまでの解説でタバコには様々な害があることがわかりました。
髪の毛がしっかりと成長するためには頭皮に十分な栄養が送られる必要があります。
しかしタバコを吸うことで体に無意識のうちにストレスがかかると、それが原因で髪の毛が十分に成長しない場合もあります。
ここでは3つの理由から、喫煙で髪が細くなることについて確認してみましょう。
タバコで薄毛になる理由 その1:ニコチンの血管収縮作用

理由その1は、ニコチンによる血管の収縮作用です。
ニコチンが体内に取り込まれると、私たちの体の毛細血管が収縮していきます。
そして頭皮には毛母細胞に酸素と栄養を届けるための毛細血管が無数に張り巡らされているのです。
つまり喫煙することで毛母細胞に酸素と栄養が届きにくくなるのですね。
また毛細血管が収縮することで、皮膚の温度が下がります。
そうすると、ニコチンの影響が抜けても毛細血管は収縮したままとなり、長時間にわたって頭皮に酸素と栄養素が届きにくくなるのです。
さらには、タバコを吸うことで体の中に一酸化炭素が取り込まれるため、それが血液中のヘモグロビンと結合することからやはり酸素が頭皮に届きにくくなります。
このようにニコチンを含有するタバコは、吸っただけで髪の毛に酸素と栄養を届かなくしてしまうのです。
つまり髪の毛が細くなるのも当然というわけですね。
タバコで薄毛になる理由 その2:体内のビタミン消費
またタバコを吸うことで体の中に有害物質が生まれますが、それを体外に排出する際にビタミンが使用されます。
そしてビタミンは体内に長期にわたって留めておくことができないものなので、人は毎日必要なビタミンを食事から摂取しなければなりません。
しかしタバコを吸えば吸うほど、体内にあるビタミンが消えてしまうのですね。
そして、ビタミンの一部には細胞分裂を促すものがあります。
喫煙でビタミンが消費されることで、毛母細胞の細胞分裂を阻害し新しい髪の毛を作ることができなくなってしまうわけです。
また喫煙は体内のメチオニンという必須アミノ酸も消費します。
メチオニンは髪の毛の主成分であるケラチンの生成に使われているのです。
つまりメチオニンが消費されてしまうと、そもそも髪の毛を作る成分が体内で不足するのですね。
このように喫煙は新しい髪の毛を作り、また髪の毛を成長させる成分を消費します。
これも喫煙が髪の毛を細くすることにつながるのです。
タバコで薄毛になる理由 その3:肝機能の低下
理由その3は、喫煙による肝機能の低下です。
肝臓には解毒作用があり、体内に取り込まれた有害物質を毒性の低い物質に変える働きを持ちます。
しかし肝機能が低下すると、それだけ有害物質が体内に残りやすくなり、それが体にストレスを与えます。
ストレスは血行を悪くするので、やはり髪の毛の成長と生成に悪影響を与えます。このようにタバコは間接的にも髪の毛に影響していくのです。
周囲の人が禁煙して髪が太くなった人が多い
昨今の禁煙ブームは大きなもので、私の周りでも「そろそろ潮時なんだよな…」と禁煙を始めた人が多くいます。
はじめのうちはしぶしぶ禁煙を続けて、何かあるたびにタバコのことを考えていたようですが、禁煙から数か月たった頃からちらほらと「髪の毛が太くなった!」という声を聞くようになったのです。
禁煙することで必ず髪の毛が太くなるということはできないようですが、条件が揃えば一定の効果が期待できるのかもしれません。
そのため髪の毛が細くなってきたと悩んでいる場合は、禁煙をしてみるのもおすすめです。
そういえば煙草を吸った時に急激な吐き気(えづき)を催す原因とは?
髪の太さからは話がそれますが、タバコを吸った時に急激な吐き気(えづき)を催したことはありませんか?
煙を吸い込んだ際に、いきなり感じる吐き気です。
こうした吐き気はタバコを吸った瞬間に催すことが多いですが、朝の歯磨き時に催す場合もあります。
では、なぜタバコで吐き気を催すのでしょうか?
そもそも人が吐き気を催す際は中枢神経にある嘔吐中枢が大きく関係しており、ここが刺激されると反射的に吐き気を催すのです。
つまり嘔吐は反射であるため、自分の意思でコントロールすることは出来ません。
そして嘔吐中枢がどのような要素にどの程度反応するかは個人差が大きいです。
そのためタバコによる不快感やタンで吐き気を催す人がいるのです。また、この吐き気にはストレスや疲労も大きく関係しています。
それこそ空腹時や不眠が続いた後にタバコを吸うことで、自律神経が誤作動を起こし、それが嘔吐中枢を刺激する場合があるのですね。
また、これら以外にも吐き気につながる要素をタバコは含んでいます。
特に紙巻きたばこに多く含まれる人口化学薬品添加物は人体に負担となります。
ストレスや不眠とこうした添加物が同時に人体に負担をかけると、やはり吐き気となって表れる場合があるのです。
このようにタバコには髪の毛に関係するもの以外にも人体への悪影響があります。
このまま吸い続ける場合であっても、禁煙する場合であってもタバコの害を知っておくことは有益と言えるでしょう。
喫煙が髪に大切な必須アミノ酸やビタミンを喪失させている
先ほど喫煙がビタミンとメチオニンという髪の毛の生成および成長に欠かすことのできない栄養素を消費するとお伝えしていきました。
そのことにより新しい髪の毛は生成されにくくなり、また現在ある髪の毛も十分な栄養を受け取れないことからやせ細っていきます。
禁煙で太くなるというより、元の髪質・太さに戻っている
喫煙していた状態から禁煙をすることで、髪の毛は元の状態に戻ることが期待できます。
つまり禁煙が髪の毛を太くするというよりは、禁煙することで元の髪の毛の太さに戻るといった方が正しいでしょう。
ただし冒頭でも述べたとおり、人の髪の毛は年齢を重ねることでも細くなっていきます。
そのため禁煙することで必ず髪の毛が元に戻るわけでない点には注意してください。
仮に喫煙とは別の原因で髪の毛が細くなっている場合は、禁煙とは別に専門医の診察を受ける必要があります。
そうして原因を突き止めて、それに応じた対策をとっていくのです。
まとめ!禁煙すると髪が太く・増える効果の可能性大
今回は禁煙することで、髪の毛を太くすることができるのかという点について解説しました。
タバコは頭皮の毛細血管を収縮させ、体内のビタミンとメチオニンを消費します。また肝臓に負担をかけることで、体にストレスを与えます。
このようにタバコを吸うことで体に複数の悪影響があり、それが髪の毛を不足させていくのです。
しかし、禁煙することで細くなった髪の毛を元の太さに戻すことができます。
ただし髪の毛は加齢により細くなる場合もあるため、禁煙しても髪の毛の太さが元に戻らない場合もあることは覚えておいてください。
とはいえ、禁煙することでタバコがもたらす様々な害を避けられます。
そのため加齢により髪の毛が細くなっているとしても、禁煙する意味は大きいはずです。
あなたも長く続いたタバコの習慣をやめて、髪の毛に優しい生活習慣を手に入れましょう。
育毛には禁煙等の生活習慣の改善も効果的ですが、育毛剤をダイレクトに塗る事でも効果が期待出来ます。
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